内容説明
伝説の最強力士・雷電降霊
闇賭博の船上相撲
ちゃんこ料理対決
トンデモ相撲ミステリー開幕奇っ怪な事件が多発した相撲界を舞台にした『大相撲殺人事件』の舞台から数ヶ月。再び不可思議な事件がマーク、聡子、御前山の千代楽部屋の面々に襲いかかる。
本格ミステリーと相撲を融合させたツッコミどころ満載の奇書の第二弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
50
再読。おとなしめ、まともに見えてやっぱりとんでも。やっぱり雷電、ちゃんこ、四十八手見立て殺人面白い。・・・あれ、御前山探偵やってる話がまともな気が(いや、最後の話はマーク探偵でまともだけど)。文庫落ちしたら是非解説も収録で。ギュイーン。2021/11/11
igaiga
20
「あの伝説の奇書(?)」の続編。キャラ設定がわかっているので読みやすかった。聡子がメインで御前山もメイン。今回はマーク控えめ。解説も面白い。最後の話「大相撲関係ないし」という言葉に笑う。そういえば関係なかった(笑)2023/04/07
ようはん
16
以前に読んだトンデモ大相撲ミステリー小説として名高い(?)「大相撲殺人事件」の続編。トンデモ要素はちらほらとあるが、前作で強烈に感じた「狂気」は薄れているのである意味では安心して読める。2021/09/04
雪紫
13
おい黒相撲何処行った。そしてある意味このシリーズで一番キャラ立ちしてる御前山が立派に探偵役やってる「中相撲殺人事件」(ちなみに電子書籍の「小相撲殺人事件」でも立派に探偵役やってる)。一番面白いのが解説という人は多いと思う(前作キャラの生還についても言及してるし)。個人的には御前山がちゃんと探偵してる連続見立て殺人とちゃんこ対決の意外な勝敗、御前山に乗り移った雷電が面白かった。2018/07/19
Inzaghico (Etsuko Oshita)
7
タモリ倶楽部でも絶賛されたという『大相撲殺人事件』を先に読みたかったのだが、諸事情により先にこちらを。 ああ、くだらない(笑)。ほとんど勝てないけれど、推理能力が秀でているおかげで部屋に置いてもらえている幕下の前山田とアメリカ出身の幕ノ虎というキャラが立っている力士と、彼らが所属する部屋の娘、聡子が探偵役を務める。前山田の故郷で起こった表題作の「中相撲殺人事件」では、大岡裁きの温かさで救われる。前山田が中学の同級生と組んで、謎を解決する。中心人物が中学生の相撲部の男子であることもあり、「中相撲」って笑2025/07/20