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内容説明
数字に強くなる。ビジネスモデルがわかる人になる。そのための「会計の常識」を集大成。
経営と会計のつながりを理解するための最適の入門書。
会計思考を深めていく題材として「ビジネスの定石」を取り上げ、
その死角や注意点も含めて、基本から解説。
[本書の目次]
第1章 ROE の向上
第2章 レバレッジの使い方
第3章 リスクの抑制
第4章 成長の持続
第5章 「良いものをより安く」の実現
第6章 コストの削減
第7章 「もったいない」という考え方
第8章 キャッシュフローの重視
第9章 M&Aとシナジー
第10章 「お客様は神様です」という考え方
本書で学べば、次のような質問にスラスラ答えられるようになるでしょう。
[質問1]
ある商品を10%値引きすることにしました。
どれだけ販売個数が増えれば利益を伸ばせますか?
また、値引きと同じ効果がある代替案を挙げてください。
[質問2]
「無借金経営を目指すべき」という考えは正しいですか?
ソフトバンクと任天堂を例に説明してください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まゆまゆ
12
会社の戦略やビジネスモデルの特徴が、会社の会計指標のどの部分にどう表れてくるかを事例をもとに紹介していく内容。無借金経営は財務的には安全だが、借金して金利を払えば利益が減りその分支払う税金も減る、という考え方もあるのは初めて知った。同業他社の財務諸表比較は分かりやすく参考になる。2019/02/13
kakoboo
11
簿記や会計基準といった財務会計の本をこれまで多く読んできたので「MBAにおける会計の考え方」を学ぶことができたのはよかったです。加えて絶対的な回答ではなく、状況によって良い悪いが変わるのでその状況によってどう考えるかが書かれているのもいいです。財務諸表分析は著者がご自身の言葉・型式で説明しているのもよかったです。経理担当者がその幅を広げるのにも使えそうなのでオススメです2022/05/04
大先生
8
ＲＯＥって何ですか?っていう社会人は是非読んでください。ＲＯＥをデュポンシステムで分解すると、売上高当期純利益率×総資産回転率×財務レバレッジとなります。一見難しそうに見えますが、株主から見た投資効率を収益性×効率性×安全性に分解して分析しているわけです。ＲＯＥを高めるには、これらの数値を高めればいいわけですが、財務レバレッジは要注意。自己資本比率が下がるので財務的安全性が低下します。ＲＯＥは業種によって目標水準が違いますが、日本企業の場合、10%弱と覚えておけばいいそうです。勉強になりました！2020/11/06
てつＪａｐａｎ
7
【〇】カルビーなど財務諸表分析が役に立ちました。この業界で●％は妥当、など数値のいい悪いの基準の理解が深まりそうです。本編の７７の常識は、コラムに近く、軽く読めます。2018/11/11
hatman
6
会計の入門書。 各お題ごとに各指標が何を示しているのか解説があり、お題の最後に企業の財務諸表を読み解いている。読みやすい。2021/11/26
