新潮新書<br> トヨタ 現場の「オヤジ」たち(新潮新書)

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新潮新書
トヨタ 現場の「オヤジ」たち(新潮新書)

  • 著者名:野地秩嘉【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 新潮社(2018/06発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106107689

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内容説明

トヨタ自動車には、副社長が6人いる。そのうちの1人、河合満は15歳で入社した中卒の現場叩き上げだ。現場の組長、工長を「オヤジ」と呼ぶ同社において、モノ作りの全責任を負っているのは、大卒管理職ではない。「オヤジ」たちだ。今でも工員と同じ釜の飯を食い、大浴場で裸のつきあいをする河合をはじめ、伝説の「オヤジ」たちが語る、トヨタ生産方式の真実、人の育て方、現場で働き続けることの喜び――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅわっち

22
ユーチューブでトヨタイムズで副社長に興味を持った。とても良い本だった。パプル崩壊で日本の会社の良いシステムが崩れていったと思われる。それをトヨタは、一族のおかげかよく風土が残されるのを感じる本だった。通常の会社は、サラリーマン社長で自分がいる間しか考えないとの差を感じる。トヨタと言えども途中それで崩れた時代もあったと思われるが良さを維持して日本一の会社に感じます。日本の社会がトヨタみたいな会社で満たされればみんな満足するように思いました。2022/07/30

リュウジ

10
先に読んだトヨタ物語はトヨタ生産方式を柱にトヨタの本質を描いたのに対し、この本はトヨタの生産現場=工場で働く職人にフォーカスした作品。お話は中卒でトヨタの学校に入り現場で叩き上げ副社長になった人が中心。しかし単なる立身出世物語ではない。トヨタはなぜトヨタなのか。著者が明らかにしたかったのはトヨタのアイデンティティそのもの。そのアイデンティティが職人たちだけでなく社長まで貫かれていることを描き出す。世界的大企業なのに、本質は義理と人情と浪花節とチームワーク。ホリエモンのような輩には決してわからんだろうな。 2018/08/04

templecity

9
トヨタ程の大企業において、恐らく世界中の会社ではない中卒の副社長がいる。徹底した現場主義で本当に現場を良く知っている。社長の豊田章男に乞われて副社長になった。章男自身も現場が好きで、現場からも慕われている。現場の強みがトヨタの強みであることが良くわかる。先に読んだユニクロトップとは大違いなのが良くわかる。 2018/10/03

Haruki

7
中卒で鍛造工場の養成工から班長、組長、工長、課長と上がっていき、副社長まで務めた河合氏を中心に、トヨタ生産方式が根付く製造現場のOB社員たちの話も交えながら、トヨタの強さを垣間見るようなルポ。大野さんや鈴村さんと言ったトヨタ生産方式を形作った人との交流(怒鳴られる)の中で、7つのムダ削減、自働化、ジャストインタイムなどを実践していく。「モノはモノが売れる速さで形を変えながら流れていく」(後工程引き取り、付加価値付与)を各製造ラインで血肉化する長い過程がもう一つの肝なのだろう。どう継承されているか気になる。2024/11/19

かつお

6
トヨタの現場で働いたオヤジたちの話であった。エッセイだったので、非常に読みやすく、思ったよりも早く読むことができた。読んでわかったことは働く上で生産性を上げるためには、無駄をなくすことで、それがカイゼンであることだ。作業を一生懸命速くやろうとするのではなく、どうやったら楽に速くできるか、働きやすい環境を考えるのがカイゼンに繋がる。これは社会人1年目である僕が意識すべき点と行動すべき点であるかなと思った。2018/09/24

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