内容説明
AIやらビットコインやら、ついていけないと思っている方へ。本を読むことで十分間に合う。著者は中卒の「落ちこぼれ」。しかし年間5000冊読み次々と血肉にすることで自分の可能性を広げてきた。伝説書評ブロガー、魂の読書法。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
146
まあまあ。日本を代表するプログラマによる読書指南。著者自身は学校教育に馴染めなかったがために、知識などのほとんどを本から得たらしい。色々細かい本の読み方を指南するというよりも、「とにかくたくさん本を読め」「いろいろなジャンルの本を読め」というのが結局のところのメッセージ。あとは日本人の働き方とか、日本の財政に対する意見などを交えつつ。小難しいことは書いてないのでサラッと読める。2020/03/29
kinkin
85
読み進むうちにどこかで読んだような気が・・・・『本を読んだら自分を読め』の文庫版だった。ガックリ2018/05/22
hatayan
64
1年で5000冊を読破するエンジニアが読書を通して達した境地を解説。みんなが薦める本が自分にとってつまらないものであれば堂々と意見してよい。孤独は自分の思考を深める機会。いかに適切に参考文献を探し出し自分や会社に役立つところを引用できるかが大人の仕事の能力であり、ある程度読書量があれば一定レベルには届く。本を幅広く読んでいるとこれまで蓄積した知識が互いにリンクする瞬間があり、面白さに気づくと読書のスピードが明らかに速くなる。細くても長く習慣を続けていけば、目覚めるような感覚を味わうときがあるのでしょうか。2020/07/17
baboocon
25
以前読んだ単行本「本を読んだら、自分を読め。」の加筆修正・改題であった。本筋に目新しい情報はさほどないが、テレビやSNSにどっぷり浸かるより本を読めというのは本好きとしては我が意を得たりというところ。特定のジャンルや著者に偏らず、幅広く読むことをすすめている。そして読んだら自分の頭で考えるというのが重要だと。うん、わかっていてもついつい本の内容を鵜呑みにして考えるのをやめてしまっている自分に反省…。2018/04/15
Tenouji
23
小さい頃から百科事典が大好きだった小飼氏は、本から学ぶことを知っていた。中学の教師の授業内容に疑問を持つが、それを指摘すると先生側も抵抗して間違いを認めない。結局、意味がないと判断し、退学、という話し。その後、大検取得し、17歳でカリフォルニア大学バークレー校に入学した経歴の持ち主。そのあたりの経緯が書かれていて、興味深かった。2018/08/09