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内容説明
PHP研究所創設70周年記念出版「日本の企業家」シリーズ4巻。経営史学会、企業家研究フォーラムの現会長として、経営史研究の興隆に貢献する著者の最新書き下ろし。執筆にあたり、「野口英世や豊田佐吉らとともに、戦前日本の発展を支えた刻苦勉励型・力作型人物の一人として描かれてきた権四郎の歩んだ道のりを詳しく辿り、できる限り権四郎の実像に迫り、その企業者史・経営史的意義について考えてみたい」と標榜した著者は、このクボタ創業者の職人魂に魅かれつつも、経営史家としての本道を堅持し、広範な歴史資料を基に、丹念に冷静にその実業人生を紐解いた。やってできないことがあるものか――戦前期に水道用鋳鉄管の国産化に挑戦、その成功を基盤に、国内インフラ整備に大きく貢献、郷土・因島の発展にも寄与した日本人企業家・久保田権四郎。同じ関西発の企業家・松下幸之助が、「お師匠さん」と敬意を表したその実業道に、学ぶべきところは限りない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
eucalmelon
3
生きてきた時代に縛られるのはある程度仕方がないものと思っていたが、小田原さんはだいぶ苦悩されたのではなかろうか。同族経営から一般経営化への過渡期にいたとはいえ、その苦労は察する以上だろう。権四郎翁の現場重視は今でも3現主義の言葉が生きているように、通用し続けている。顧客重視もCSなんて言葉ができたように今でも通用する考え方だ。古い言い回しやカタカナ表記と数字の列記で読むのは大変だったが、事業に対する熱意はよくわかった。文字通り0からクボタを築き上げた人だと思う。2017/05/08
ぶどう
1
みずからの経験を信じ、一方でその限界を超えるために専門家の声に耳を傾けつつ、同時に生産現場、ユーザー双方からの意見を尊重した。その現場主義なところは今にも通じる部分があると感じた。 何事でも良いことは直ぐ実行すると言う事であろう。この「必ず出来る」という意気込みこそ、実業道に於いても又如何なる道へはいっても、成功と落伍の岐路をなすもの。 実業家の人が言ってる事で共通している行動に移すということ。この本でも謳われていた。2022/01/03
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