メディアワークス文庫 永遠の庭で、終わらない恋をする

著者名：マサト真希【著者】

KADOKAWA（2018/06発売）

• ISBN：9784048939263

内容説明

“――彼は、あの日の姿のままで現れた”
　アラサーOL・香実の会社にやってきた新人は、幼いときに初恋をした不思議な青年の、当時のままの姿をしていた。十三年ぶりに訪れた奇跡の再会に、香実は思い出にある通りの、優しい彼に惹かれていく……でも……。
　一体、あなたは何者――？
　心のどこかで、繰り返される疑問。果たして青年“樹々”の抱える秘密とは。
　彼の謎が明かされるとき、あなたもきっと、“永遠の恋”に巡り会える……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

疲れ果てたアラサーＯＬ香実の会社にやってきた新人は、彼女の初恋の相手で当時のまま姿が変わらない不思議な青年・樹々。十三年ぶりに訪れた奇跡の再会から彼女が転機を迎えてゆく物語。唯一の肉親・祖母が亡くなった上に会社も業績不振で、尊敬する先輩が去り自身も契約社員に降格されたりと散々な状況で再会した樹々。その存在に癒やされ惹かれてゆく一方で、突きつけられる樹々が何者なのかという疑問。それでもかけがえのない存在だからこそ向き合い、真実を知っても自分なりのやり方を模索し共にあろうとする姿は心に響くものがありました。

2018/06/23

[HANA]

仕事や人との関係に追われる女性が小さなころ出会ったままの青年と再会する話。話の広がり方が他にない雰囲気で結構面白かった。終わり方が若干長く感じてしまったのはなんだったんだろう。

2018/09/03

[チェス]

不思議な感じ。なんか納得出来ちゃうけど。 良かった！

2021/08/12

[凍矢]

気になって仕方なくてすらすら読み進められました。話の終わり方が曖昧な気がしてなりませんでしたが、謎のある話として、かなり気に入りました！

2018/06/27

[ブー]

作者買いの１冊。作者らしい物語でした。この、儚く・切ない・恋物語系は個人的には面白かったです。「樹々」の種族については、曖昧のままでしたが、ま、これはこれで良いと思います。「永遠」と「幸せ」！恋物語系好きには良い作品だと思います。

2018/07/07