内容説明
現代中国を知る小事典付き教養書。
本書は習近平政権の成立以降に注目し、「中国脅威論」「反腐敗運動」「チベット問題」などのテーマを掘り下げた現代中国の入門書です。
権力の一極集中が進むなか、中国では人権、市民権などの西欧的価値観や議会制、三権分立、選挙といった制度がないがしろにされています。一方の経済面では、本書で取り上げた「一帯一路」のように、広く世界に影響を及ぼし、その勢いは増すばかりです。
この国を知るには、政治、経済、社会、軍事などの各分野ごとの理解が必要です。そこで、それぞれの専門分野で高い評価を受けてきた執筆者が、一般向けにわかりやすく解説。さらに、多くの図表やグラフを加え、中国の実情を具体的にイメージできるようにしました。
見開きの「ビジュアル」、テーマ別「視点・論点」、用語集「小事典」の三部構成で理解が深まります。
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
14
習近平が国家主席に就任した2013年以降の中国の急速な変化について、政治、経済、社会、軍事などの面から論じる。ビジュアルや用語集などもあり、初学者にも読みやすい。個人的には「国有企業改革の遠い道のり」が面白かった。市場経済の視点から国有企業は民営化すべきなのであるが、党・国家・企業が既得権を手放せず温存せざるをえないという状況。社会主義市場経済とは何なのか、と考えさせられる。2020/06/18
ののまる
10
デジタル系を模した感じの・・・読みやすいのか??笑2018/06/28
田舎暮らしの渡り鳥
8
ちゃちな反中本は読みたくなかったので、早稲田の名誉教授の書いたものを。中国を「共産経済の実例」として客観視し、アメリカと中国を、資本主義と共産主義の実例としてみると、世界は相対化される。ただ今の中国は資本主義を取り入れ、問題は習近平の海洋戦略であり、また一帯一路をどう見るかである。感情的な日本ナショナリズム、保守化も危険だが、中国がなんたるかを知らないでいるのも健気である。最近、平野啓一郎がいいことを言っていた、「国ではなく、個人として付きあう」のだ、と。同感である。2019/10/15
Hatann
4
習近平は、鄧小平がもたらした功罪のうち、罪を修正する歴史的責任を負っている。同時に、西欧中心に生み出されて普遍化された価値観に対する歴史的な挑戦にも踏み出そうとしている。中国の置かれている歴史的状況をシンプルに描き出している。反腐敗についてはもう少し踏み込んで解釈してほしかったが、軍事問題、国有企業問題、チベット・新疆問題などは非常によく纏まっているのではないか。格差問題(都市・農村問題)、環境問題もテーマに含めてくれるともっと面白くなったであろう。表紙で表現されている通り、ポップな現代中国入門である。2018/06/19
mochizo
2
色々と変化のある中国を描いています。この中での一帯一路の考え方をよく知ることができるので、今後の中国知るにはいい本ですね。2018/06/12
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