愛と勇気を、分けてくれないか

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愛と勇気を、分けてくれないか

  • 著者名:清水浩司【著】
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 小学館(2018/06発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093864374

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内容説明

痛くて、熱い、「あの時代」青春小説。

あの日、燃え上がった青春の火は、これからも
きっとずっと消えない。    ――秦 基博さん
こんな過去はなかったはずなのに懐かしい。
「青春」ってきっとこうだったのだ。
――西 加奈子さん
痛みも無力も知ってしまった今、進むしかない。
愛と勇気を分けるためさ、進め、進め。
――永作博美さん
いつまでたっても、自分に何かを問いかけてくる。
それが、故郷・広島。――湯崎英彦・広島県知事

そうか、あれが青春の正体だったんだ。
痛くて熱い、「あの時代」青春小説の誕生!

80年代後半、広島市民球場が、デビューしたばかりのユニコーンが、確かに息づいていたあの日。
ひとりの転校生が、美少女に心を射抜かれた瞬間、それは始まった。
賑やかで、残酷で、なす術もなく熱病に浮かされたようになりながら、それでも全力で立ち向かうしかなかったあの日々が--。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

30
80年代後半、広島市民球場やデビューしたばかりのユニコーンが確かに息づいていたあの日。親が転勤族で広島にやってきた転校生・桃郎が美少女・小麦に一目惚れし、その憧れの人・由木野と出会う青春小説。地元愛に溢れる小麦に振り回されるようになってゆく桃郎が直面する、ままならならない片想いや、愛する街に対する熱くて複雑な想い、そして突然の暗転と思ってもみなかった終焉。今とはまた違う当時の雰囲気がよく出ていて、そんな切ない思い出が紆余曲折を経て今に繋がっているその結末には、いろいろ思い出したり感じるところがありました。2018/07/05

昼夜

21
故郷は生まれたところも過ごした年月も関係なくそこで過ごした人々との忘れられない時間でその時間が胸に刻まれて仲間と会えばそこに戻れる季節が青春というのかも知れないと思った。2018/07/11

ゆき

19
80年代の広島を舞台にした、ノスタルジックな青春小説。2018/08/20

ぴよ子

18
故郷っていいな、こういう地元愛って、うらやましいなと思いました。 私も主人公「桃郎」と一緒で、転勤族。とはいっても彼ほどたくさん回ったわけではないけれど、短い期間を過ごした学校のことをすぐに忘れてしまう寂しさ、「友達」はできたものの、仲良くなりコンタクトを取っているほど仲の良い友達はできず、記憶も薄れ、その土地の景色も思い出せない。 「でっかいことしようぜ」と桃郎、彼の好きな女の子「小麦」そして小麦が憧れる「ユキト」が繰り広げるヒロシ案での青春は間違いなく熱く、そして花火のように一瞬で、寂しさが残った。2018/06/11

あー

17
私より少し下の世代の高校生が出てくる広島市が舞台。懐かしい。後半は一気に読んでドキドキした。2021/11/26

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