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内容説明
ベストセラー「未来の年表」の手法=「人口」の観点から未来を予測するという手法を、人口超大国の中国にあてはめてみました。ここまで「人口」データを駆使して中国の未来を読み取った本は初めてです。「人口」は嘘をつきません。人口の増減はたとえ中国であってもかなり正確に予測できます。あれだけの人口を抱え、長年にわたって「一人っ子政策」をとってきた影響で、中国の高齢化社会はかなり厳しいものになると予測されます。
目次
2018年 中国でも「人口減少時代」始まる
2019年 首都・北京の人口もごっそり減る
2020年 適齢期男性3000万人が結婚難民に
2021年 共産党100周年で貧困ゼロを実現できるか
2022年 大卒が900万人超え 大失業時代到来
2023年 世界一の経済大国 中間層4億人が爆消費
2024年 年間1200万人離婚時代がやってくる
2025年 「中国製造2025」は労働力減少を補えるか
2035年 総人口が減少し、インドの脅威にさらされる
2049年 建国100周年を祝うのは5億人の老人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
106
中国の今後がどうなるかを2049年までを見据えています。2018年から2025年までは1年ごとに主に人口をキーワードとしてどのようなことが起こるかを予測しています。人口減少が始まったということで、危機意識を若干煽り立てるような感じです。2035年にはインドが脅威となって、2049年には5億人の老人社会で建国100周年を祝うと書いています。2018/09/22
ちさと
31
2049年には、還暦以上の人口が5億人を超えると予想される中国。本書に書かれている「今」はおおよそ聞いている通りの中国。なので著者の想像する未来が本当に訪れるか、余計に興味津々です。一人っ子政策による余剰男性の結果、同性愛者が増えるという予測は予想外。少子高齢化はこれから色んな国で直面する社会問題だと思いますが、共産党がどんな政策を掲げてくるか、ごくり。2018/12/09
James Hayashi
30
18年著であり最新の中国情報に接することができた(ゴマ信用、四ニ一家庭、低端人口など)。中国を語るに政治抜きには難しいが、人口問題をベースに未来を紐解いている。一人っ子政策を辞めても人口減少社会へ転ずる中国。少子高齢化の波にさらわれないよう手を尽くしているようだが。男性が3000万人も多い超男性社会。また進学率も凄まじく年間900万人が大卒。大学卒業するも今後就職が困難な状況が続く。就職難民は政府に叛旗を翻す可能性がある。気になったのは(台湾との戦争を目論み?)雄安への第2首都建設。続く→2019/04/11
謙信公
21
「人口」の観点から中国の未来像を探る。この国は政府も国民もやることが極端。一人っ子政策の影響や社会インフラが未整備の状態で、中国の高齢化は日本とは比較にならないほど厳しいものになる。習近平政権のメンツにかけて、2期目の終わる2023年に世界最大の経済大国になる可能性があるとしていたが、予想外のゼロコロナ政策等で儚い夢に終わりそうだ。将来インド経済が中国を追い越す可能性の方が高い。2049年(建国100周年)の中国が、アメリカを追い越して世界最強国家として君臨しているのか、それとも……。たぶん、後者だろう。2022/10/05
白河清風
14
中国の未来について人口を焦点に書かれた著作です。老齢率の急増、少子化が今後の中国の最大のリスクとなっています。充実した年金制度や老人ホームもなく、介護保険法すらない状態で、超高齢化社会へ突入する姿には日本よりも大きな危うさを感じます。文化大革命時代の政策失敗による餓死者45百人が頭をよぎります。GDPの世界一を目指す中国ですが、人口大国として急追してくるインドの影も気になるところです。習近平はAI大国への道筋を示し、人口問題を乗り越えようとしてますが、どこまで達成できるか今後の注視が必要です。2021/05/15
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