内容説明
連続して起きる不審死事件。命を救った分だけ、殺人が許される――死神医師の謎に包まれた粛正がはじまる・・・・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
161
婚約者を喪った神の手を持つ医師が、安楽死に携わる話かと思ったら・・あらら、全てが繋がっていたのね。しかも、死神は一人じゃないなんて・・病院を辞めてからもどんどんと婚約者の死の謎に近くなるのだが、流石にラストはエッ?って感じでした。2018/07/26
aquamarine
93
ドクターデスという名前は、他の著者さまの作品でも見ていたので、それに引きずられたイメージを持って読み始めたため、読み進めていくうちに驚きました。事件としては重いのに全体としては七尾さんらしく軽めです。黒幕はわかりやすかったですがさらっと楽しみました。七尾良夫やベルサイユ書房など名前が出てくるのも楽しいです。「ミルクほうじ茶スカッシュ」は、今まで出てくるたびにどんな味がするのか、ぞっとしていましたが、ほうじ茶ミルクティが普通に手に入るようになった今、それほどまずいものではないんじゃないかと思っています。2018/07/27
momi
57
最初の説明がちょっと長いかな。でも…スッキリとしない終わり方だけど意外で面白かった!多くの命を救ってきたのだから…その分だけ奪う権利がある…そう考える「ドクターデス」安楽死を秘密裏に扱う死神医師…この病院には神の手を持つ殺人鬼がいる!!患者たちの願いをかなえる話かと思っていたら、いろんな事件が複雑に絡み復讐劇へとかわっていく!!彼は…殺人鬼なんかじゃない…。本当に怖いのは自分の為にしか行動しない人です!!2018/07/24
かのん
56
初読み作家さん。死神医師というタイトルから、勝手に知念実希人の『時限病棟』系の小説かと思ってました(*´艸`*)ァハ♪死神医師に関する事は、タイトルにもなっているわりには、あっさりとしていた。だが、1つ物凄く気になっている物がある。『ミルクほうじ茶スカッシュ』これは小説では、激マズなジュースみたいだけど、どうなのだろう?どんなマズさなのか?恋人と安楽死の被害者の真相については、途中から分かっちゃいました(*´艸`*)ァハ♪警察の妨害って読んだ時に犯人が(๑´ლ`๑)笑なので、結末ももう少しヒネリ欲しかった2021/01/02
きさらぎ
51
初め、中山七里先生のやつと混同してしまった。こちらは患者のためじゃなく、私利私欲のためにやってることが次第にわかってくる。フェロニアのことはうやむやなまま、強引に幕を下ろした感じ。真犯人はあの人で・・・根拠はなくともそういう予感はしたよ。小説ではありがちだけど、対決のシーンでうかつに飲み食いする気がしれない。 2018/11/06