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内容説明
いまだ高齢世代が経済の中心を担い、牛耳り続けている現代日本。そのいびつな構造は日本そのものの成長を奪い、経済を停滞させ、多くの場所で悪影響を及ぼしているといえる。そんな中、世代を問わないさまざまな立場からポジティブな変化の兆しがついに見えてきた。金融庁の改革、文化としての投資、3つの「虎」の出現、結果を出す新世代の若者たち…etc.最強のファンドマネージャーが語る、日本の現状と未来の可能性。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
53
GG世代の「GG」って、読んでそのままだということでした。2002年からの10年間の株価を調べると、なんと70%以上の会社の株価が上がっていたそうです。なのになぜ「失われたx0年」なんて揶揄されるかと言うと、東証一部上場企業の上位30社で占める「TopixCore30」がマイナス24%成長だったからです。この手の企業はGGたちが社長、会長を務める大企業ですので、要するに老害たちが日本の成長を阻害した、ということです。年金、医療でただでさえ日本の世話になっている連中が、成長阻害までするとは…。2023/12/15
uD
16
高齢者が経済の真ん中に居座り牛耳続けるあまり新陳代謝の起きない“GG資本主義”をテーマに問題提起。かといって著者の藤野さんは、高齢者を糾弾したいわけではなく「日本の社会構造そのものに問題がある、それを打破するために何をすべきか」を本書で伝えている。「株主の、従業員による、顧客のための会社」が大事なんだとか。たしかにそう考えるなら上場企業がマイナス成長を続けるなんて本来おかしな話かもしれない。でも着実に崩壊は始まっているし、確実に国民は気がつき始めている。と思う。志高き経営者率いる中小企業を支援したいなあ。2020/05/03
としP
16
リスクを取らない古い世代の経営者たち。その下で働く、仕事嫌いな若者たち。この構造が、経済成長を阻害していく。GGが君臨する経営をやめて、権限と責任を一切合切まとめて若い世代に渡すこと。自らの人生の「主人公」(オーナー)となって仕事を楽しまなければ、会社は成長できない。2018/10/20
mitsu44
13
敬愛する藤野さんの著書。GGとは爺爺のこと。平成も終わろうとしているが、日本の資本主義構造はまだまだ昭和の積み上げが拭えない。一人一人がしっかりと考えていくこと、そして高齢社会において高齢者を排除するのではなく、多世代共生できる社会を築くことが大切。そして皆投資をしよう。投資とは単なる株式投資ではなく、周囲の様々な人に「ありがとう」を伝えることから始めよう。世の中のあらゆるモノやサービスは様々な人と人の関わりから生まれている。それに感謝しながら生きていきたいですね2019/02/22
yoneyama
9
中小企業への投資の仕組みで社会を良くしたいというひふみ投信の代表が著者。大企業は団塊世代が運営の中心から退場しない構造が景気停滞の原因であるという説。GGとはじじいのことだった。高齢化社会では、待っていても順番が来ない。チャンスが有れば主導権を奪えというのがメッセージ。前半は高齢化の本当の意味について。後半は楽しく働くことについての話。で、たしかに日本の株は、株主に冷たいワ。フィデューシャリー・デューティー(受託者責任)が森信親金融庁長官の経産省主導でかわりつつあるとのこと。NISAの成り立ちも初めて知る2022/01/23
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