内容説明
私たちの身の回りを見渡すと文房具や衣服などの日常用品はもちろん、車や電化製品、スマホなどさまざまなプラスチックに囲まれて生活しています。昭和の初め頃まで家は木材と紙と瓦ででき、着る物は植物繊維や動物繊維で、多くの容器は木材や金属、陶磁器製でした。現在では、そのほとんどがプラスチック製に置き換わっています。飛行機までがプラスチック製です。
こんな万能素材であるプラスチックの分子構造や化学的性質から、人工血管や超伝導体など医療や工業分野での活用、高分子の応用など最先端技術で社会を支えるプラスチックの驚異の機能性に迫ります。
目次
●Chapter.1 プラスチックと高分子
●Chapter.2 高分子の分子構造
●Chapter.3 高分子の作り方
●Chapter.4 高分子の化学的性質
●Chapter.5 高分子の物理的性質
●Chapter.6 材料としての高分子
●Chapter.7 機能性高分子
●Chapter.8 高分子の応用
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくね
1
わかりやくまとめられていると感じた。 この手の本には避けて通れない「化学式」「元素記号」などが多すぎず、少なすぎず記載されており より詳しく知るための一助となっている。 プラスチックを知るはじめの一冊には、少し難しいかもしれないが、2冊目 3冊目には好適な本と思います。2018/10/09
塩崎ツトム
1
高校2年の時に難しすぎて挫折した有機化学。学びなおすと面白い。2018/09/25
cocolate
1
全体的に面白いのだけど、ところどころだからなんで?という引っ掛かりが残ってしまった。そこは教科書で読むべしということだろう。 それはそうと、本文や図中の誤字や誤植がかなり気になった。図によっては理解をさまたげることもあった。2018/07/16