内容説明
「話をややこしくする天才」はこうして生まれる。
他人を疲れさせる「あの人」の心理構造を徹底分析。
・「えっそこで?」というポイントでキレる
・はっきり言いたいことを言わずに忖度を期待する
・話が長くて何が言いたいかわからない
・悪気なく、他人を傷つけるような発言をする
・小さな話を大きくして、そしてこじらせる
・「そういうことが言いたいわけじゃないのに」ということばかり・・・・・・・
なぜあの人は心のエネルギーを吸い取るのか。職場、ママ友、親戚づきあい、日常のさまざまな場面で遭遇する厄介な人の心理構造を10タイプに分けて分析。人間関係にストレスをためたくない人の必読書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とろこ
74
読みやすく、興味深い内容だった。この本では、「かかわると面倒くさい人」を10のタイプに分類し、特徴的な行動と、その心的傾向が書かれている。読めば読むほど、(いるいる、こういう人、いる)と思い当たる。例として登場する人々が、皆、面倒くさい。が、しかし。これだけ面倒くさい人が多いということは、自分も、他人からすれば「面倒くさい人」ではないのか?巷に溢れる「面倒くさい人」への対処法と共に、自己モニタリングを通して、自分を省みよう、と説いている。「自分の常識は他人の非常識」「~べき、をやめよう」気をつけよう。2018/08/28
えちぜんや よーた
74
分析は鋭いかもしれないが、解決方法について何を主張したいのかよく分からない。この本で紹介されている「面倒くさい人」というの世間受けする会社にお勤めでしょと邪推してしまった。会社は仲良しサークルではありません。面倒くさい人には会社の利益とその人の給与を見せて、どれぐらい貢献しているか数字で見せてあげれば。事業縮小に伴う整理解雇や能力不足による普通解雇を裁判所のテンプレートでできるようにしたら、この本に出てくる問題はさっさと解決すると思う。もちろん解雇された人が失地回復するための社会保障もセットで必要だけど。2018/07/14
hatayan
43
対応に心理的なコストがかかる人を「面倒くさい人」と定義。思い当たる事例が豊富に引いてあり溜飲を下げる一方、自分にも面倒くさいと思われる節があるのではとふと気づかされました。 私たちは事実の世界を生きているのではなく、事実を主観的に解釈した意味の世界を生きている。客観的にものを見ることができないからこそ、すれ違いや意見の相違が生まれる。自分のものの見方の歪みを少しでも正すためにも、他者の視点に触れ、多くの視点を取り入れていく必要がある。面倒くさい人に向き合うことは、自分自身に向き合うことでもあるのです。2019/03/04
Yuma Usui
38
かかわると面倒くさい人を類型化し、その行動傾向や心的傾向からどう付き合うと良いか示唆を与えてくれる。神経過敏による引っ込み思案も無神経による横暴も、どちらも自己愛過剰と言えるとの指摘は興味深い。他者の視点に立って物事を捉える「視点取得」が共感性の中核を担う心理機能で、この力を伸ばすことが大切そう。また、タイプや立場により面倒くさいと思う人が異なることや、自分自身が面倒くさい人にならないよう自己モニタリングを意識すること、敢えて面倒くさい人になるべき時もあることなど、学びの多い内容だった。2020/12/29
獺祭魚の食客@鯨鯢
33
面倒くさい人とのかかわり方について。できれば近づきたくないのですが、仕事上関わらざるを得ない場合どうしたらよいでしょうか。本人も嫌われていることを十分に承知しているので、変に媚びを売らずできるだけ自然に接するしかないでしょうか。 気分屋なのでスイッチが入らないように言葉を選び「裸の王様」への「傾向と対策」を講じていければそれでよしとしましょう。 間違いを改めてさせようと説教したり反論しようとしたら、相手の思う壺になります。 2019/05/12
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