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内容説明
ドイツは民間伝承の豊かな伝統を持つ国。街には今も都市伝説があふれ返る。ヒトラー、UFO、フリーメーソン、ハーメルンの笛吹き男……。ドイツの怪しげな話を追った異色のルポ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
73
ドイツの都市伝説を紹介した一冊。UFOとかフリーメイソン、オルレアンの噂と有名なものも多いけど、ドイツ独特の都市伝説も多く紹介されており、実に読み応えがある。ドイツ独自の都市伝説というとまずヒトラー生存説。他の本にも良く出てきて有名だけど、ヒトラーの命を救った男の話は寡聞にして初めて聞いた。他にも存在しない町から実際に問題となっている帝国臣民やハーメルンの笛吹き男の各謎解き。米兵の体験した狼男など、どれもドイツという地で取材した著者ならではの話が続く。読み終えた今、ドイツの魅力が深まった気がするなあ。2018/06/21
へくとぱすかる
52
約1週間の登録忘れ。ドイツという国を、結構知っているつもりだったのに、まるで知らないことに、今さらながら驚いてしまいました。これが子どものときと大人の意識の差なのでしょう。名物は知っていても、国民性の理解などは、子どもには難しい。ヒトラーの生存伝説と、笛吹き男についてのエピソードには興味をひかれました。当事者の国には当然、研究者がいるんですね。2018/07/07
澤水月
27
現役の海外駐在新聞記者が仕事外で取材した独の都市伝説。だが時に杉沢村だのに脱線する辺りが完全にマニア目線…フリーメーソン幹部に会いに行くも一人で来たことが急に怖くなったり、淡々と説明されるも「イルミナティ」の一語出したら妙に態度激変されたりとこの手が好きな人間に笑え堪らんポイントも。ヒトラーに銃自殺でなく服毒の根強い噂あるのはスターリンによる「勇敢な男は服毒せぬので貶められる」という意図あったらしいのは興味深い。笛吹き男と子供の失踪がかなり史実らしいのには驚き。現在は別の地駐在だそうでまた別の国続編希望2018/09/02
SAT(M)
14
”ヒトラーが兵器としてUFOを作ろうとしていた”といったような、ドイツで広まっている「都市伝説」を集めた本。著者が新聞記者なだけあって、深い考察というよりもライトに読める取材記事のような内容になっています。切り口こそ都市伝説ですが、そこからドイツが抱える社会問題などにフォーカスを当てるなど、一貫してジャーナリスティックな観点で書かれています。電車でサクッと読むにはちょうど良い本でした。2018/10/26
yyrn
14
金髪美人の新妻が試着室から忽然と消えた話や、実はヒトラーは生きていたというようなたぐいの話が、場所や時代を違えて何度も人々の口に上ることを「都市伝説」として多数紹介しているが、そんなウワサ話をどうして「伝説」というのか?さらに伝説扱いされた影響なども色々教えてくれるのだが、どうもピンとこない。秘密結社フリーメーソンの話もそう。勤勉実直なドイツ人が信じているというところが不思議で調べ出したというのだが、後半に紹介されるハーメルンの笛吹き男や狼男、魔女狩りの話の方がよほど伝説らしくて、うなずきたくなるのだが。2018/09/18
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