誰も教えてくれない 真実の世界史講義 中世編

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誰も教えてくれない 真実の世界史講義 中世編

  • 著者名:倉山満
  • 価格 ¥1,600(本体¥1,455)
  • PHP研究所(2018/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784569838908

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内容説明

ヨーロッパとチャイナ中心の歴史観を根本からくつがえす、日本人として知っておきたい“教養としての世界史”の第2弾。キリスト教徒がイスラム教徒に戦いを挑んだ十字軍、世界史の誕生ともいえるモンゴル帝国の成立など、世界が殺戮に明け暮れた“暗黒時代”から、ヨーロッパが近代へと向かうルネサンス、宗教改革、大航海時代までを独自の視点から読み解く。一方で日本は、菅原道真が殺戮に明け暮れる世界史を拒否し、北条時宗が世界最強のモンゴル帝国を破り、室町時代は足利義満というとんでもない売国奴が出現しながらも、足利義教は西欧より二〇〇年も早くかつ完璧に絶対主義を実行した。 【目次より】●第1章 世界史の正体と日本 ●第2章 十字軍の爪痕 ●第3章 世界史を語る視点としての鎌倉幕府 ●第4章 暗黒の中世の終焉と室町幕府 ●第5章 中世と近代のはざまで

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

16
近現代史評論家で、保守論客の著者が、辺境の地である欧州の西洋史と、支那世界の東洋史だけに偏った世界史を一蹴した倉山版世界通史の中世編で、シリーズ2巻目。古代編では、西欧州(オクシデント)と支那が辺境で、文明の中心は地中海地域を含めた中東世界(オリエント)であったと言及していたが、中世編でも同じ論調が続く。しかし中世を語る上で、蒙古、宋、ビザンチン、神聖ローマ、オスマン、十字軍、ローマ教皇、ルネンサンスと、未だに辺境である欧州の歴史の分量が多くなってきた。次作を期待したい。2020/02/05

軍縮地球市民shinshin

15
いたるところに倉山氏の見解が見え隠れしているので、あくまで倉山説に依拠しての評価ということに気をつけなければならない。しかしそれでももちろん面白い。文弱に流れた宋は周辺の遊牧騎馬民族国家にカツアゲされていたとか、六代将軍足利義教を「近代人」と高く評価するなど、面白い。イスラム国家は先進国で、ヨーロッパは辺境地帯だったのだなぁとこの本を読むとよくわかる。次は近代編なのだろうか?近世という概念をこの通史は入れるのだろうか。2018/03/10

ミナ

11
明快、痛快な世界史講義。元寇の勝因は神風ではない。足利義教の再評価、モンゴル帝国のすごさなどようやく理解できたと思えるような眼から鱗な発見が今回もいっぱいあった。2018/08/09

新父帰る

8
倉山節が至る所で炸裂。時々横道に逸れるのも倉山式。中世の世界史の流れが自然に頭に入る調子の文章。読者に親切な書だ。中国の宋がカツアゲされた国家という表現はとても分かりやすい。菅原道真の遣唐使廃止の歴史的な意味付けに納得。元寇の真実と北条時宗の意外な実力に目を開かされた。ヨーロッパ中世にも読み手を飽きさせない筆致に感謝。ただ、中世が暗黒であったかどうかについては異論もあるようだ。読み始めたら止まらない良書。お薦め。2018/03/07

乱読家 護る会支持!

5
ヨーロッパと中国中心の世界史をメタメタに否定する(笑)倉山満氏の世界史講義のその2。本書は2018年に出版されているが、続編の近世・近代編はまだ出版されていないようだか、出されるのでしょうかね? 世界の歴史は、殺し合いの歴史。やられたらやり返す、倍返しの歴史。 一方、日本には「水に流す」「許す」という価値観があり、それが争いの少ない日本歴史につながったようです。 この「水に流す」「許す」文化を継承していきたいものですね。。。 それができない日本人も随分といるようですが(怒)。。。 2021/03/20

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