日本経済新聞出版<br> AI経理 良い合理化 最悪の自動化

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日本経済新聞出版
AI経理 良い合理化 最悪の自動化

  • 著者名:前田康二郎【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日経BP(2018/06発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532322137

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内容説明

◆成長が止まっている会社ほど、経理の人員が減っていく!
AIに代替される可能性が高い業務のひとつと言われる経理。しかし、それは経理という機能を数字処理の部門としかとらえていないからです。そもそもすべての業務にその場その場での判断を要求される「例外的な処理」が必須で、しかもそれが経営に及ぼす影響も大きい。「AIでなくなる仕事」を予測する研究機関や学者たちは、実際の企業で働く経験に乏しく、ステレオタイプな経営しか見ていないのです。
実は「成長が止まっている会社ほど、経理の人員が減っていく」という法則があるのをご存じでしょうか。これは、フリーの(流しの)経理マンとして、複数の企業の経理部長やアドバイザーを務める筆者が、経験から割り出したもの。成長している会社ほど、経理に求められる資料や判断が増え、また、経理による不正監視機能も働いているのです。

◆AIは「方法」でなく「手段」である
現状で開発・導入が進められているAIを活用した会計ソフトの目的は「事務員を減らす」=「売上を持たない部署のコストを減らす」の1点に尽きます。しかし、それは遠からず限界が来るでしょう。本来は、売上・利益も伸ばしていくようなAIの使い方も同時にしていかないと、やがて企業は弱体化することになるからです。
本書は、AIの技術をコスト削減のような「ネガティブ要素」だけに使うのではなく、売上・利益の伸長といった「ポジティブ要素」にも使うという発想で、この問題をとらえ、そこで活躍する経理のあり方を再評価するもの。これまでの著書で多くの共感を呼んできた筆者が、その哲学をベースに、AIという新しいツールに経営者や経理社員はどのように向き合い、使いこなし、自身や会社をスキルアップさせていくべきか、様々な経験を織り交ぜ詳述します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

53
AI導入で真っ先になくなる仕事は、経理だと言われている。それに対して筆者は、経理にはAIにはできない不定形な判断業務があり、それこそが経理社員の価値であると言う。確かにそのとおりであろう。かつて、そろばんが唯一の武器だった経理社員が、電卓、更にはPCの普及で、何の価値もなくなってしまったように、AIでもできる仕事しかできない社員が干されていくのは間違いない。AIに立場を奪われるのではなく、AIを使って、いかに新たな付加価値を生み出すか。それは何も経理だけにとどまらない、すべての仕事に当てはまる真理だろう。2018/09/13

ウィズ

4
経理にだってクリエイティビティが必要だ。どの仕事にも、単純作業とクリエイティブな作業がある。単純作業の中からクリエイティブなものを見つけて実践し、クリエイティブなものの中から単純作業を見つけ出して機械に任せる。こんな姿勢が重要になってくるのかもしれない。2019/04/26

とこ

2
正確で速いAIもグレーゾーンの判断やセンス、コミュニケーション力を持てないうちは人間に完全に代替することはできない。ただ技術の進歩は圧倒的だろうと思う。2019/02/10

ほけっち@マルポテ

0
AIとどう向き合う方。単なる合理化ではなく、仕事の在り方そのものについての提言。 ◆生産性を高めるには、経理が新規ビジネスを始めるべき ⇒どの部分か提言し、数値化していくマインドを持つ。 ◆AIには、作業パターンを徹底マスターさせ、いかに、手持ちの資源で、最大化できるか、検討すべき。 ⇒経理に、分析、解析力が求められる。 ◆自己啓発が、経理にも求められる。《マネジメント》《モチベーション》 マイナスを押し付けるのではなく、AIをどう生かすか。ステージの変化とともに、人間の進化も求められている気がします。2020/01/08

fuzziiko

0
そもそもAIとは何ぞやという問いに踏み込んで書かれてない印象で概念的な解説にとどまっており、消化不良な内容である。それでも、経理財務の仕事において、システマチックな考え方で捉えることの有用性は 本書を読む事で理解を得られるかとは思う。☆2つ2020/02/27

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