内容説明
私立大学で教授を務める私が、病死した妻の葬儀を終えて帰宅した夜の10時過ぎ、自宅のインターホンが鳴った。「奥様、ご在宅でしょうか?」。インターホンのディスプレイに映る女性の姿に見覚えはなく、私が外に出たときには、女の姿は消えていた。あの女は誰だったのか。そんな思いに囚われながら、私は大学の総長選挙に深く関わっていく。やがて近所のゴミ集積場で身元不明の死体が発見され、私の身の回りで起こる不審な出来事と、混沌とした選挙戦のつながりまで見えてきて――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃとら
61
友本。「クリーピー」の作者。ん〜、正直、読むのがきつかった。手かざしで病気が治るという怪しげな宗教団体と、大学の教授選を絡めている話だが、無理ありすぎで面白さは薄かった。自分の本ならリタイアしてました⤵︎😣2019/09/21
Yu。
30
近所で起こる様々な怪異、職場での異変‥ 妻の死を境に次々と起こるこれらの不気味な騒動に巻き込まれていく主人公の心情に焦点を当てた まさに“見えない顔”なミステリー。。世間は狭いの‥(๑¯ω¯๑)2019/08/24
ちょん
24
これぞ前川裕さんっ!と納得、大満足の一冊でした(*^^*)大学政治の話は馴染みが無く、へぇーと思いながら読んでましたが、全部がうまいこと繋がってくるもんだ!単行本、WOWOWとコラボの表紙になってますが、これをめくった本来の表紙のイラストを読み終わったあとに見るとめちゃくちゃ怖い(笑)いい意味でやめてくれ!(笑) 余談ですが、この本を読メに登録するためにタイトルを検索したところ予測変換の一番に「キアリー」が出てきました。私の携帯、毒状態にでもなってるのかしら。2018/07/24
米太郎
23
・荒唐無稽すぎたし、複雑すぎたが話の結末は予想外だった。何作か読んでるはずだが前川さんはよくわからない。2023/12/07
JKD
21
謎の八多家と大学の総長選、そして広川家周辺で立て続けに起こる不審な出来事。得体の知れない不気味さが漂う中でこれらがどういう繋がりなのか気になって仕方がなく読み進める。ラストはこれまでの違和感を一気に回収するかの如く畳みかけてくるから後半は面白かったです。ただ、エンディングが幻視っていうのはどうかなと。あと、途中でダラダラと続く選挙戦のくだりは必要だったのかなと。ドラマ化するらしいからそれもチェックしておきます。2018/06/28
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