ハヤカワ・ミステリ<br> 虎の宴

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ハヤカワ・ミステリ
虎の宴

  • ISBN:9784150019327

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内容説明

盗掘者が掘り当てた、アステカ皇帝の遺体を覆った美しい宝石のマスク。彼はそれを麻薬王のもとに持ち込むが……老コレクターの娘、地元在住のアメリカ人富豪、そして麻薬王。クセモノ揃いのコレクターたちの、執念と欲望まみれの壮絶な闘いが始まる。混沌の地を舞台にくりひろげられる争奪戦、最後の最後に笑うのは誰か?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

27
原題はファクトチェッカーアナの父ダニエルが書いた著書名『虎と踊る』マスクについて書いているが騙されて嘘を書きピンチになった酒浸りの父を救うために奔走するアナ。“虎”ってマスクに群がる人たちの比喩でもある?多視点は多分目的があってやってるんでしょうけど結構せわしないですね。恋もしてマスク取りにいって忙しいなヒロイン。2023/10/03

とし

4
美術や考古学などの世界では贋作や裏取引は当前のごとく存在し、それをテーマにした小説も数多くあるが本作もその一つ。 決してつまらなかったわけではないのだが、読後の感想としてはすべてにおいて中途半端だったという事。騙し騙されの頭脳戦や、プライドとエゴをむき出しにする人間性を問う部分、力づくで奪い合う派手なアクション等々、おまけに人生の再生とラブロマンスまでが手際よく包含されてはいる。 一方で小説としてどこに主題を置くのかが定まっていないので読後にカタルシスを感じることができにくい。2019/03/12

Joao do Couto

3
物語全体については他の読書家さんのお書きになっているのが、その通りかなと思いました。一方で、構成は、複数の人々がその都度、主人公として交互に描かれていて、だいたいすべての人間が把握できると面白いと感じました。ただし、そのせいで終わり方が消化不良になっている気もします。それから、自分は、スペイン語(カタカナ表記)が混じるやっかいな感じが割と好きでした。スペイン語は3か月くらい勉強した程度だけど、なんかわかる感がよかったです。2020/05/15

ヨッシー

3
新刊26冊目2018/07/29

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