内容説明
◎好評の世界史シリーズ新刊
法で復讐の連鎖を終わらせたハンムラビ王、ローマの最盛期を築いたトラヤヌス帝、
近代化のために異国の造船所で学んだピョートル大帝……
世界史を読み解く上で外せない30人の君主をとりあげ、古代から近代までを俯瞰する一冊です。
彼・彼女らの生き様や、人材活用方針、そして後世に与えた影響とは……?
◎本書で取り上げる「王」
ハンムラビ王/ラムセス2世/ダレイオス1世/アレクサンドロス大王/始皇帝/
アウグストゥス/トラヤヌス帝/コンスタンティヌス大帝/ユスティニアヌス大帝/太宗/
カール大帝/ハールーン・アッラシード/アルフレッド大王/オットー大帝/ヘンリ2世/
フリードリヒ2世/フビライ=ハーン/永楽帝/スレイマン1世/フェリペ2世/
エリザベス1世/アクバル大帝/ルイ14世/康煕帝/ピョートル1世/
マリア・テレジア/ナポレオン1世/ヴィルヘルム1世/ヴィクトリア女王/ニコライ2世
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるわか
18
ハンムラビ王-BC18C。ラムセス2世-BC13C。ダレイオス1世-BC6C。アレクサンドロス大王-BC4C。始皇帝-BC3C。アウグストゥス-BC1C。トラヤヌス帝-1C。コンスタンティヌス大帝-4C。ユスティニアス大帝-6C。太宗-7C。カール大帝-8C。ハールーン・アッラシード-8C。アルフレッド大王-9C。オットー大帝-10C。ヘンリ2世-12C。フリードリヒ2世-13C。フビライ=ハーン-13C。永楽帝-15C。スレイマン1世-16C。フェリペ2世-16C。エリザベス1世-16C。2018/09/12
おくりゆう
11
タイトルどおり30人の世界史上の王と呼ばれた人間の出自から即位、そして、その政治と治世を順に紹介したもので、歴史的にどのような役割を果たしたか、後世に何を残したかが簡単に勉強できました。2018/06/29
大先生
10
一人当たり10ページ程度で簡潔に解説されています。豆知識も豊富。例えば、①ラムセス2世のミイラをパリに空輸した際、荷物ではなく旅客扱いとされパスポートまで発行された(しかも、職業欄はファラオ!)、②8月「August」はアウグストゥス(尊厳者)に由来する、③ドルがDでなく💲なのはコンスタンティヌス大帝の発行したソリドゥス金貨のように長く使われるようにとの願いが込められている、等など。ところで、ヘーゲルは「経験と歴史が教えてくれるのは、民衆と政府が歴史から学ぶことはないということ」と言ったとか(汗)2023/01/15
マーブル
8
30の「王」から世界史をよむ。 世界史のひとつの見方。切り取り方。 歴史という大河を眺めるとき、どんな視点でそれを行うか。 それによって見え方は変わってくる。 一人の「王」が大体10頁ほど。 前半は、その分量の少なさもあり、雑学的な知識を得る程度の期待しかしていなかった。 それが後半、諸国の絡みが現れるにしたがって俄然面白くなってくる。 こちらの思惑、あちらの画策。 ある方向からだけでなく、対する側から見る面白さ。2019/11/04
遊未
7
ハンムラビ王~ニコライ2世。サラッと読めますが、大切なところはしっかり押さえてあり、各王の冒頭ページのはどのような時代王であったかが簡略に紹介されています。また、簡単な系図や版図も。平易な文章、少ないページでのまとめ方が見事と思いました。2019/03/22