内容説明
松下村塾に入り吉田松陰の元で学び、久坂玄瑞や高杉晋作と出会った風倉平九郎。松陰が処刑され、師の教えを受け継いだ玄瑞らと共に、幕末の動乱に巻きこまれていく。尊皇攘夷思想に傾いた玄瑞は、イギリス公使館の焼き討ちや下関外国船砲撃を敢行する。しかし、急進的な尊王攘夷行動は思いも寄らない時代の流れに阻まれることに。日本の新しい未来を創るため幕末を駆け抜けた青春群像第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
24
どんどん皆んな死んで行く…吉田栄太郎、寺島忠三郎、久坂玄瑞、入江杉蔵。久坂さんが維新まで生きていたら初代総理大臣になっていたかも。享年25歳早過ぎる死。2019/12/25
しーふぉ
17
久坂玄瑞享年25。その年で長州を代表する人物として人望を集めていた。今の政界でも、もっと若者に活躍の舞台を与えて欲しい。2024/02/17
かずぺん
5
明治維新150年の歴史を感じてます。2018/10/24
kamakatsu
3
シリーズの2作目を読んで、このシリーズが平九郎という青年を通じて進むのだと分かった。残すは騎兵隊の高杉晋作編。2019/08/13
こたろう
3
狂気にならないと変えることはできないというが、果たしてそうだったのか。若さゆえの無鉄砲だっただけではないのか。お国のためと言葉ではキレイだが、果たしてどこまで本当に考えていたのだろうか?現代に生きる私には想像がつかない。時代の流れというものが。2018/07/05