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内容説明
技術も顧客ニーズも多様化する現代,新しい技術によって製品開発は複雑になる。新技術導入に寛容な技術者の存在を明らかにし,既存技術と新技術を融合したハイブリッド製品開発のマネジメントについて,アニメーション業界の内製・外注それぞれの事例より分析する。
目次
第1章 本書の意義と目的
第2章 新技術台頭期に関する先行研究と研究課題
第3章 日本アニメーション産業の歴史と新技術
第4章 既存技術者の新技術評価
第5章 新技術への受容性の高い技術者の属性──適応的技術者の特定
第6章 既存企業における新技術活用(1)──3DCG内製化によるハイブリッド製品の開発
第7章 既存企業における新技術活用(2)──3DCG外注によるハイブリッド製品の開発
第8章 総 括
補 章 新技術認識に対する環境の影響
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
4
著者の人柄を感じる謙虚で正直な記述は、同じ苦しみを味わっている者にとっては好感が持てるものですが、どうしようもない詰めの甘さを感じて仕方がありません。「ハイブリット製品」という概念はとてもおもしろいのですが、範囲が広すぎて何でも抱合するものになってしまっているように感じます。また、既存の制作工程のデジタル化と新たな3D制作ラインの導入はまったく違うハイブリッドだと思うのですが、何でもありの概念のためか、違いが考慮されていません。もう少し対象を絞って、丁寧な基礎研究にするという手もあった気がするのですが。2022/03/12