日本経済新聞出版<br> 人口負荷社会

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日本経済新聞出版
人口負荷社会

  • 著者名:小峰隆夫【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 日経BP(2018/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532260866

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内容説明

日本は世界でも類を見ない少子高齢化先進国。日本の未来は、労働人口の減少がもたらす人口オーナスのデメリットをいかに緩和するかにかかっている。人口問題を熟知したエコノミストが、人口減少経済の本質に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bittersweet symphony

3
2010年06月発売。小峰隆夫(1947-)さんは経済畑の官僚だった方で現在は法政大学の教授、人口問題についてはここ8年くらいのかかわりのようですが、経済統計解析的な手法で問題点をグロスで整理する点では適任の方、ゆえに本書も各論的にフォローしきれていないポイントがあるようには思いますが、論点を整理するという意味では必読と言えますか。以下ポイント抜粋。2012/01/26

すのす

1
いつ買ったか覚えてないが、本棚にあったので読んだ。2010年6月の初版第1刷。。。中身は、少子高齢化というよりは、正確には人口オーナスの影響や問題点、対応についてまとめたもの。人口オーナスは、大学の講義(人口統計だったか)で聞いた単語だとは覚えている。数ではなく、人口の構成変化で捉えるところがポイント。ただ、問題点やその解決策として、日本的雇用慣行への対応、女性や高齢者の就業促進、などなど、いつもの論点に立ち戻り、悲しくなった。さらっと俯瞰するには向いてる本。2017/04/23

Naota_t

1
★4.0とても良かった。なんだか目から鱗。文章も読みやすい。人口オーナスに対抗するのは「産めよ増やせよ」の少子化対策しか頭にはなかったが、それだけではない。働き方や男女共同参画社会、男女の役割分担が重要だと改めて実感した。今の人口オーナスに対抗するには、確かにを未来のコスト」を誰かが払わねばならない。いつやるか?今でしょ?ってことかなぁ。それを日本に浸透させるには相当な努力が要りそうだ。2017/01/18

nutts

1
人口の減少は遅かれ早かれ世界各国の課題となる要件で、日本ではもはや与件として捉え、それを前提に向かうべき姿を規定すべきと説く。新しい与件の元での「人間のために経済はどうあるべきか」から考え始めるべきで、現行の制度や現在の経済規模を維持するために、人がどうあるべきか、というアプローチは本末転倒と指摘。新しい与件の元では、経済成長のみならず、政治・社会保障・働き方(高齢者、女性)・企業がどのように視点を切り替えていくべきか、幅広い提言を展開する。2012/08/22

ceskepivo

1
日本は1990年から人口オーナス(人口に対する働く人の割合の低下)に入っている。少子化が急激に進んでおり、計算上、500年後の日本の人口は13万人程度になるそうだ。高齢化が進むと、有権者における高齢者の割合が増え、政治家は高齢者に負担を強いる政策はとれなくなる。著者は、人口オーナスから発生する諸問題への対応策として、労働者一人当たりの付加価値生産性の向上、女性の就業の促進、少子化対策等を挙げる。すべての人に保険料の支払いを義務付ける「育児保険」の創設の提案は興味深い(194頁)。一読の価値あり。2010/11/27

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