内容説明
珍しい名字にはれっきとした由来がある。名字で全国の歴史や民俗が新たに見えてくる。ユニークな名字の成り立ちから日本の名家の誕生まで、名字にまつわるあれやこれやの話題を網羅した画期的な書。コウノさんとカワノさん、同じ地域でなぜ違う? 「鬼」のつく名字は海賊の末裔? 三人に二人が「長屋さん」の村など、なるほど納得、笑える仰天エピソード満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomomi Yazaki
15
日本の名字の数は国も把握していない?!調べる意味がないからだそうです。確かに渡辺さんや斉藤さんでも色んな字が何通りもあり、それを一つとするか、別とするかで、その数が何倍も違ってきます。それほど多い名字ですが、個々に歴史があり地域性もあって、その蘊蓄はとても興味深い。歴史の教科書には出てきませんが、有名な武蔵七党。これにも名字の秘密がありました。因みに私は村山党在住です。実は私、お会いした珍名さんのリストを作ってます。中には検索しても出てこない超激レアさんも。本書はそんな私にとって、所謂、バイブルなんです。2023/07/19
らっそ
1
流行する名前の変遷を読んで、キラキラネームも後世どのような評価されるの想像した 気になる一文:華族は世襲で身分が保障されるものの、それに伴う経済的な地位はない2012/08/24
深海
1
苗字に関する本には実在しない苗字(幽霊苗字)もかなり収録されているみたいだが、この本では苗字が実在しているか確認を取り扱っていていて信憑性があった。さらに幽霊苗字が生まれる理由にも触れていたのが面白かった。2011/12/13
kymmt90
0
名字に関するあらかたの知識がまとめられている。ありがちな珍しい名字の紹介や、名字に関する雑学などにとどまらずに、日本において名字がいかにして誕生したかについて、一章を割いて説明している部分が特徴的。ちなみに、私の名字は地形姓かつ庶民の名字とのこと。2013/11/26
公路郎
0
名字って、はやり廃りもあるんですよね。其れと地域性。其れを考えていくと、どの出身かが見えたりして面白いし、自分の名字がどういう理由でついたのかも分かって非常に面白かった。2013/06/08