- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
3・11以降、活発化する火山活動。大噴火は起こるのか? 世界で起きるM6以上の地震の2割が日本で発生し、世界の陸地面積の0.25%しかない日本列島に、世界の活火山の7%が存在している。特に東日本大震災以後は、西之島、御嶽山、口永良部島、浅間山などの火山活動が活発化し、地震も頻発している。本書は、京大の人気教授が具体的な火山の特徴を紹介しつつ、今後起こるかもしれない災害への心構えを説くもの。大噴火、大地震はいつ起きても不思議ではない。 ・9世紀(平安時代)に酷似する現在 ・850年 三宅島噴火 ・2000年 有珠山、三宅島噴火 ・863年 中越・越後地震 ・2004年 新潟県中越地震(M6.8) ・864年 富士山噴火 ・2009年 浅間山噴火 ・869年 貞観地震(宮城県沖) ・2011年 東日本大震災(M90) ・878年 相模・武蔵地震 ・XXXX年 首都直下地震? ・887年 仁和地震(南海トラフ) ・203X年 南海トラフ巨大地震? 日本列島は「大地動乱の時代」に突入している! ※本書は、2002年6月に発刊された『火山はすごい 日本列島の自然学』(PHP新書)を加筆・再編集したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
3
火山・地震列島である日本に暮らしながら、地学を専攻する学生が少ないことに危機感を抱く京大の教授が、火山学はこんなに面白いんだということを知ってもらいたくて書いたと冒頭で述べており、その意気込みが伝わってくる本。ぜひ、中高生に読んでもらいたいし、大人が読んでも日常の危機管理に役立つ内容でもある。かつて東北に大津波をもたらした869年の貞観地震の9年後に関東で直下型の大地震があり、さらにその9年後に東海・東南海・南海で連動型の大地震が発生した地殻大変動期に周期的に現代は類似すると云い、それを当てはめると・・・2016/03/14
Yutaka Matsuzawa
3
キャッチーなタイトル。文庫になっていたので再読。わかり易く楽しみながら、何がすごいか学べます。人命を奪う大災害にもなりますが、自然現象・地球システムの一つだと考えると噴火はおもしろい。日本には火山が沢山あります。興味のある方は是非。◎2015/10/30
bb
3
2002年からの改訂版。阿蘇山・富士山・雲仙普賢岳・有珠山・三宅島と1章ずつ続き、2014年の御嶽山にも新たに章が割かれている。著作の多いこの人が最近の動向をどう見ているか知りたくて、いつか最新作の火山本をタイムリーに読もうと思っていたため、(箱根はなかったものの)口永良部島までの言及がある本書はその点でちょうどよかった。低温火砕流というものが存在すること、水蒸気爆発・マグマ水蒸気爆発・マグマ噴火の違いなど、専門書ではなくても十分に学べることが多かった。2015/07/20
コーキ
2
阿蘇山、富士山、三宅島、西ノ島、桜島、御嶽山……、著者は東日本大震災を契機に、「千年ぶりの大地変動の時代」がくるかもしれないと警鐘を鳴らします。千年前、仏教の末法の世を目前にした日本では、地震や噴火が頻発していたそうな。南海トラフ地震と富士山大噴火がセットでやってきたら日本経済に大打撃とのことです。しかし遠くから眺めるには火山ほど美しいものもないようで。いちど見てみたいものです(もちろん安全なところから)。2020/09/06
しょー
2
この何回かの大きな噴火の事例を体験談を交えて解説してくれるので、火山の噴火についての基本的なことが理解できる。固い解説本っていう雰囲気はなく、ところどころ素人っぽい雰囲気が。首都直下地震や南海トラフの話にも少し触れているが、これらの地震はやっぱり避けれないのだろうかと。起きてほしくないけど。2016/08/06
-
- 電子書籍
- エミリア~愛なんて関係ない~【タテヨミ…
-
- 電子書籍
- 週刊ゴルフダイジェスト 2024/11…
-
- 電子書籍
- 最強ハンター ムゲン【タテヨミ】第55…
-
- 電子書籍
- すばらしき新世界(全年齢版)【タテヨミ…