福沢諭吉 しなやかな日本精神

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福沢諭吉 しなやかな日本精神

  • 著者名:小浜逸郎
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2018/06発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784569840505

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内容説明

日本を守り、西洋を追い抜く気概。そして現代さえ見通す驚きの「先見力」! 政治論、学問論、経済論、脱亜論など、様々なジャンルを縦横無尽に論じて、近代国家の本質を鋭く見抜いた福沢諭吉の議論は、けっして単なる西洋紹介、欧化主義ではなかった。「放っておけば日本は西洋に滅ぼされる。その強い焦燥感と情熱と憂国の念が、彼をあの鋭く、また常に大局を見失わない言論活動へ駆り立てたものと思われます。その思想は、激情的な攘夷思想とも、新しがり屋の西欧かぶれとも違った、たいへんしなやかで強靱な性格のものでした。この性格に、筆者はあえて『日本精神』という呼び名を与えたいと思います」(本書第一章より)。西郷隆盛、吉田松陰、勝海舟、横井小楠らとの比較も交えつつ、福沢の代表的な文章を紹介・玩味し、まったく新しい視点から「福沢諭吉の真価」を問う意欲作! 【目次より】●第一章 「天は人の上に人を造らず」の真意――福沢諭吉とは何者か ●第二章 討幕は必要だったのか――幕末維新と福沢諭吉 ●第三章 松陰、小楠、海舟、隆盛――志士・思想家たちと福沢諭吉 ●第四章 福沢諭吉が考えていたこと――しなやかで強靱な「日本精神」を目指して ◆政治論ブロック ◆学問論ブロック ◆経済論ブロック ◆脱亜論ブロック ●終章 いまこそ甦るべき福沢諭吉――現代日本の危機を超える視座

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

5
図書館にて。福沢諭吉を取り上げた歴史評論である。お終いの章ではTPP批判が扱われており、グローバリズム対健全なナショナリズムという構図が著者の思うところのようだ▲先に角川文庫、ビギナーズ日本の思想・学問のすゝめ現代語訳を読んだ。そちらの翻訳者は戦前生まれ(佐藤きむ等。佐藤紅緑関係)。本書、小浜は団塊の世代。ビギナーズ文明論の概略現代語訳は団塊ジュニアの先崎彰容。1974生なので、わたしは同い年だ。次はそちらを読む2021/12/03

トラ

5
福沢諭吉については知らないことも多く、更に幕末にも疎いため、読むのに苦労しましたが得られるものは多い本でした。まだまだ小国だった日本が、大国と渡り合うために福沢を始めとする先人たちがどれだけ苦心したかが窺えます。自分たちが守ろうとした日本が、悪い方向に「改革」しようとしているのを見たら彼らは嘆くのではないか、という著者に共感しました。彼のような先生に教わることができた門下生は、幸運だったのではないかと思います。2018/06/21

mokutan

0
福沢諭吉。国の体制、政治や経済、についてここまで深く書物を残している人だったとはつゆ知らず。 まずは学問のすゝめから、再学習し直します。2018/11/11

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