内容説明
厳寒の2月末、中央アルプス空木岳で女性2人を含めた7人のパーティが遭難した。
テントの中で天候の回復を待ちつづけるが、天候は回復しない。
食糧は少なくなっていく。猛吹雪はつづき、捜索隊は近づくこともできない。
飢えと寒さに1週間、10日と晒されるうち、彼らの精神は少しずつ異常をきたしていく──。
山岳小説の第一人者梓林太郎の長編小説第4作目となる、みずみずしい迫力に満ちた力作だ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
26
中央アルプスで男5人女2人のグループが遭難。比較的体力、スタミナの残っている男2人が救助を求めて1番近い山小屋へ向かうが、辿り着いたのは1人だけ…。悪天候がおさまらないため救助隊も足止めを食らう中、山小屋で待機する遭難者家族たちの心はささくれ立ち、小競り合いが絶えない。一方、雪山に残された5人も空腹、死の恐怖、絶望感等々によって、アブノーマルな精神状態に…と言うか、何でみんなしてそんなに脛に傷を持ってるんか知らんけど、テントという密室で明かされるヤバい事件の数々。さてさて、5人プラス1人の運命はいかに!?2021/03/21
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