小学館文庫<br> 手塚番 ~神様の伴走者~

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小学館文庫
手塚番 ~神様の伴走者~

  • 著者名:佐藤敏章【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 小学館(2018/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094065213

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内容説明

漫画の神様には、いつも「伴走者」がいた!

「漫画の神様」といわれる手塚治虫―この神様にも編集者という伴走者がいた。『手塚番』と呼ばれる30年経っても今なお語り継がれる様々な「手塚伝説」の真相を、漫画の世界を知り尽くした元「ビッグコミック」編集長・佐藤敏章が『手塚番』の編集者へのインタビューを丁寧に、時間をかけて敢行。インタビューを通してひとつひとつ手塚伝説を解明していく。そしてインタビューを継続していく間にも、また新たな伝説が…。
 文庫版化にあたり、創刊50周年を迎えた『ビッグコミック』の初代編集長・小西湧之助氏のインタビューと、かつて手塚アシスタントを経験し、人気漫画家として活躍の石坂啓氏が描きおろしたコミックエッセイ『神様の指定表』11ページも収録。口絵の手塚治虫のさりげない笑顔も、一見の価値ありです!
8年の年月を経て『伝説』は『神話』になった。(2018年6月発行作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

21
各雑誌、出版社の〝手塚番”をした編集者(一部、手塚番をしてない人もいますが)へのインタビューを中心にまとめた本。手塚治虫に馬乗りになって殴った編集者や別出版社の前で張り込み、送られてきた書留から逃走先を探り当てた編集者、全集発刊を実現させた編集者など、どのエピソードも非常に濃くて、読み応えがあります。こういう話は、手塚治虫に限らず、どんどん残していって欲しいです。外伝として、藤子不二雄A先生へのインタビューも掲載されており あの秋田書店の壁村さんのエピソードもありました(続く2018/11/12

ステビア

12
担当編集者のインタビューを通じて漫画の神様に迫る。2020/04/06

ジロリン

11
手塚モノに外れなし(個人の感想ですw)高校野球中継を観ながらイッキ読み。面白かった。なるほど、マンガ家にとって担当編集は「伴走者」なのだな。いい加減手塚治虫に関するエピソードは聞き尽くした、と思っていたが…まだまだ出るは出るは面白い話が♪そしてやはり思うのは“手塚治虫はバケモノだ”という事。そして(ほぼ)リアルタイムの読者でいられたことの幸せを噛みしめる…2018/08/05

スプリント

8
漫画家と編集者の関係のお約束ごとって手塚番で確立されたように思えます。今では考えられないくらい同時進行で連載を持っていたため、自社の原稿確保に必死な編集者の苦悩がヒシヒシと伝わってきます。2018/07/16

みや

7
手塚番と呼ばれた各出版社の編集者へのインタビューにより手塚伝説の真相を紐解く。昭和のアナログな時代における編集者たちの奮闘記録でもある。当事者との対話が小気味よく展開されるのは、生涯一コミック編集者を貫く著者の知識の深さの賜物だ。それにより、命を削ってモーレツに描き続けた天才の人間味が鮮やかに浮かび上がる。最期まで鉛筆を所望し絶命したという漫画の神様。早すぎる死が惜しまれる。2019/05/29

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