内容説明
「うつ」が繰り返し襲ってくる。いつまでも治らない「うつ」。うつ病という診断は、間違っているのではないか。もしかしたら双極性障がいかもしれない。
双極性障がいと診断されるまでに13年を要した著者が自身の体験をもとに、その症状ならびに確定診断されるまでの経緯、具体的な治療、双極性障がいと上手につき合っていくコツ、同じ障がいをもつ当事者へのインタビューをまとめた。本書は双極性障がいのみならず、幅広く精神障がいを抱えている方にお届けするピアサポートブックである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
14
患者が書いた本。とても読みやすく、双極性障害と診断されるまでの13年や、日々の工夫を書いている。これを読んで、私は双極性障害のことを何もわかってなかったんだと恥ずかしくなった。友達にも双極性障害の人がいるし、娘も双極性障害で通院中。一番大きな誤解が躁状態のときは元気だから楽しいのかと思っていたこと。著者は躁の時、失言をして人間関係を壊してしまうし、短時間睡眠などで体を壊し、性的逸脱行動として浮気をしてしまったと赤裸々に書いている。そして、うつ病は治るが、双極性障害は一生ものというのも知らなかった。2025/06/17
のほほん堂
3
主語などの言葉が足りていない気がします。それで読んでいて著者の個人的な事情なのか、それとも双極性障害の一般の事情なのか区別がつかずに混乱をしているのかも?例えば、「頑張れ」という言葉は著者はうれしいとされていますが、急性期の当事者に「頑張れ」なんて声をかけてはいけない訳で。医師による監修もなく、あくまで著者の個人的な症状を書いた本だと思います。それはそれで貴重な当事者の本だと思います。2017/05/13
みのにゃー
2
患者目線の本。薬について、医者について、食べ物について、睡眠について。非常に具体的でわかりやすい。図書館で借りたけど、これは手元に置きたい。2018/05/08
ぽんぽこ
1
躁うつ病患者として共感できることばかりでした。私も躁うつ病と診断されるまで紆余曲折あって何年もかかりましまし、性格が悪いと思われたくさんの人が離れていきました。躁うつ病を少しでも良くするにはとにかく自分の状態を理解すること。「再発するかも」と思ったらすぐに対処しないと地獄のラピットサイクラーになってしまう。やはり体験者の体験談はためになります。2024/06/18
askmt
1
当事者の当事者による事例紹介。どこまで一般性があるのかはわからないという前提で、彼にとっての病状の理解や対処法などが実感をともなってよくわかる。2020/09/04
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