内容説明
巨匠スティーヴン・ハンターの鮮烈なるデビュー作にして、スワガー・サーガの原点! ついに復刊!!
圧倒的なガン・アクション&戦時描写。天才狙撃手が闇を撃ち抜く!
第二次大戦末期、敗色濃厚のナチス親衛隊は全力を結集して、ある作戦を実行に移すべく実験を繰り返していた。作戦名「ニーベルンゲン作戦」。実行者に選ばれたのは、“狙撃の名手の異名をとるドイツ軍武装親衛隊のレップ中佐だった。
彼が標的としているのは誰なのか? 作戦の存在を探りあてたアメリカ陸軍戦略事務局のリーツ大尉と英国陸軍特殊作戦局のアウスウェイス少佐は、その全容を明らかにしようと奔走するが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@the_booby
33
新潮文庫で出されていた「魔弾」の再出版もの。多分読んでるんだけどすっかり忘れてる。ドイツ陥落になろうとも命令を遂行しよとする親衛隊中佐レップ。非情のスナイパーであるレップを止めるべく奔走する英米情報局の二人。果たしてニーベルンゲン作戦とは何か?標的が誰なのか分かった時のおぞましさでありました。2025/07/07
Richard Thornburg
33
感想:★★★★ 買ってから気づいたのですが、ずいぶんと前に読んだ「魔弾」の改題版でした。 一度は読んでいるはずなのに忘れているところもあったりして、元々好きなジャンルの本なんで真剣に読み込みました。 大戦末期の第三帝国とその融通の利かない体質…ホロコースト…等々… その他にも本筋とはおおよそつながりのないと思える話まで盛り込んでお腹いっぱいになりますが、やはりこの話は第三帝国武装親衛隊のスナイパーであるレップ中佐の存在感があまりにも大きくて強烈です。2025/05/27
ジロリン
22
読みながら「これ、読んだ気がする」と、ずっと思っていたが、どうやら「魔弾」というタイトルで刊行された時に読んでたみたいwでも断片的な場面しか覚えていなかったので、最後まで「この追跡劇はどんな展開をしていくのか?」「作戦の最終目的は何か?」とハラハラドキドキできたw敵役の"マスター・スナイパー"をもっと魅力的な人物造形にできたら、というのとクライマックスの銃撃戦にもっとハンターらしい”銃オタク”な描写があれば、というのが惜しいところ。まぁ、最後に主人公が命拾いするトリックに”らしさ”はしっかりあったけど。2018/07/16
しろくま
12
時間が掛かったけど、それは単に読書時間が取れなかっただけ。内容はスティーブンハンターの処女作とは思えない優れたプロット。 最後の最後までドキドキして読んだ。 再読するな、多分。2018/08/24
woo
10
スティーブン・ハンターと知らずに読んでたら途中でやめてるかも(笑)2018/06/12