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内容説明
再生可能エネルギーの調達をめぐり巨大企業がしのぎを削る。パリ協定を機に機関投資家も着目し、国内企業も目標設定が進む。だが調達は依然難しい。その理由とは。また全国各地で、再エネの電気を送電線に送ることが困難になっている。そこに隠された電力会社による送電線独占の実態とは。普及が進み拡大した太陽光発電。分散型エネルギーゆえに、社会のあり方を大きく変えようとしている。一方で、安全や品質の問題、周辺住民とのトラブルも顕在化している。これまで地震や津波と比べ、火山の噴火による社会インフラへの影響は見過ごされがちだった。しかし、火山灰がもたらす発電設備への被害は予想外に大きくなる可能性が判明した。
電力をめぐる大問題を再エネ、送電網、太陽光、火山灰リスクの4つのテーマから探る。
本書は『週刊東洋経済』2017年9月23日号、30日号、10月7日号、21日号での連載記事から31ページ分を電子化したものです。
目次
米欧中が大幅リード 再エネ大競争
INTERVIEW 中国は脱炭素化に本腰
脱炭素化で遅れる日本 硬直化するエネルギー計画
INTERVIEW 世界の流れを直視せよ
再エネが接続できない 送電線の謎
送電網改革に必要なこと
法外な工事費負担金のなぜ?
欧州では国際送電網の増強が大ブーム
送電技術の遅れを招く 風力発電軽視のツケ
太陽光発電 進化への正念場
運転開始から25年 日本最初期の住宅用太陽光は今…
INTERVIEW 太陽光発電はさらに進化する
太陽光発電の相次ぐ損壊 見抜けぬ不具合
太陽光発電が牙を剥く
発電所のアキレス腱 盲点の火山灰リスク
〔対論〕 日本の電力改革どうすべきか?
再エネ主体へ大胆な改革を
原子力含めて現実解見いだせ