ちくま新書<br> 都心集中の真実 ──東京23区町丁別人口から見える問題

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ちくま新書
都心集中の真実 ──東京23区町丁別人口から見える問題

  • 著者名:三浦展【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2018/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480071507

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内容説明

東京23区の人口が増え続けている。なかでも増加が著しいのは千代田、中央、港の都心3区。足立、葛飾、江戸川など下町の伸びは鈍く、23区内でも人口格差が生じている。では実際のところ、どこで、誰が増えているのだろうか。外国人、女性、子ども、そして貧困層と富裕層が増えた地域を分析すると、「大久保一丁目では20歳の87%が外国人」「東雲一丁目だけで子どもが2400人増加」といった衝撃の数字が見えてきた。町丁別人口分析から、都心集中の現実と問題に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

36
男女雇用機会均等法が施行され、バブル景気があって、都心のというよりも人の価値観や生活様式は大きく変わったのだと思います。人はよりファッション性を重視した街を好むようになり、取り残された街は街としての機能が衰退している。著書はたくさんのデータを駆使し、東京の街を丸裸にしている。突きつけられる事実は、それぞれ興味深い。もちろん、そこから生まれる課題にも言及している。東京は美しく魅力に溢れる街であってほしい。2018/08/22

ころこ

22
地図と写真と表が多いので、直ぐに読めます。本書を購入した後で、著者の名前をどこかで見たことあるなぁ、と思って調べたら、『下流社会』のひとではないですか。こういうことに関心のある読者には内容が薄く、物足りないと感じることでしょう。他方、具体的な目的があって表を活用しようという読者にとって、国勢調査等行政の公表資料から著者が作成した表は貴重です。これからローンを組んで住宅を買いたいが、予算では多摩地域か江戸川区、足立区、葛飾区しか届かない。とすると、そもそも住宅を購入すべきなのか、といった問題を判断することが2018/06/14

mazda

21
荒川がガンジス川に見えるからインド人が西葛西に多い、ということだそうです。未婚女性が住んでいるのは西高東低、東横沿線で、女性就業率が高いのは隅田川両岸だそうです。いわゆる下町と言われる地域は65歳以上人口比率が高く、場所によっては40%、つまり若年層2.5人で1人の高齢者を支えないといけない状況であるばかりか、このような地域は平均年収も少なく生活保護家庭も多いので、高齢者を支えるどころか、自分たちも支えられないといけない人も多いと想定されます。一言で東京と言っても、細かい地域ごとにかなり差があるようです。2018/10/28

かめぴ

12
そうだろうなぁと思う事を、グラフや表でわかりやすく、そして詳細にレポート。数字とかでバシっと見せられると、確かにヤバい感じは受ける。都市計画ちゃんとやらねばな〜。これから東京はインド人が倍増するらしいが、納得。びっくりとはならなかった。爆。2018/09/10

ゆう

8
駄本。肝心の「なぜこうした現象が起こったのか」という分析が独りよがりで浅くて杜撰。グラフや図の使い方も下手で、説得力に欠ける。著者自身は「データ満載のオタクな本になった」と自己評価しているが、それは真面目なオタク(?)に失礼ではないか。2025/01/23

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