文春文庫<br> 生命の星の条件を探る

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文春文庫
生命の星の条件を探る

  • 著者名:阿部豊
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 文藝春秋(2018/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167910952

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内容説明

早逝した天才研究者による科学ジャーナリスト大賞受賞作

満天に星が輝くこの空のどこかに、生命を宿す星はあるのだろうか。誰もが抱く疑問に、宇宙生命学の泰斗が答える。もし地球の水の量が10分の1だったら? もし太陽系に木星がなかったら? 様々な「if」を想定しながら、生命が存在できる惑星の条件を明らかにする。

解説・阿部彩子/須田桃子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

239
生命の星が出来る条件とはという面白そうなタイトルで手に取った。 逆にどの星でも生命が誕生していたらそれはそれで先に進化した生命が他の星に乗り込んで争ったりするからそれくらいの割合が宇宙全体でも最適だったのかな?と思う。 どちらにしても居てもいなくても簡単には交流できないだろうし、生命が他の星にいても人類に万が一のことがあったら移住出来るかも?という期待くらいしかないとドライな事も思うが、人類が出来たのも凄い条件が整わないと成り立たないのは理解できた。単に水があればいいという問題でもないのは意外だった。2021/03/01

uD

17
奇跡の星=人間をはじめとした生物が生きていくのに最適な環境である(特に液体として「水」が存在している) 著者は地球を”奇跡の星”だとはあまり考えていないようです。 生物が環境に適応して進化してきたのだから、むしろ地球の生物は地球で生きることができて至極当然である、そして地球外に生物を探すのなら地球という環境=生物が生きることのできる環境と、決めつけずに行なうべきだといったところでしょうか。 いずれにせよ、突拍子もない想像や仮説からすべては始まりますよね。未知の分野は特に。 宇宙ってワクワクします2018/06/14

hukkey (ゆっけ)

14
生命が存在できる条件は何か、未だ全て解明されていないからこそ探ろうとワクワクする一冊。満足な読後感。学生時代から欠落してきた知識でも、少し頑張って背伸びすれば解釈できる程良い難易度。筆者は地球を奇跡の星という表現をしたくないとし、もし水の量が1/10だったら、もし大陸がなければ、もし月や木星がなければ、そんなifを次々に突破すると奇跡的に見える。でも地球人は移転できなくとも、ハビタブルゾーンで恒星の寿命や潮汐力までの条件が整えば、環境に適した独自の生命はいるような気がしてくる。プレート運動の重要さが意外。2020/09/26

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き

13
那覇空港にて購入。飛行機の中で。海底噴出孔を知り宇宙には生命があるのを確信してる私に、ハビタブルゾーンは知ってるけれど、生命の定義、条件、そして陸惑星と海惑星の種類で水や大気循環、地球システムについての再考。知的生命活動には酸素が必要で陸地に上がる必要がある。ドレークの式は観測機器の進化により次々と発見される系外惑星や銀河に寄って更なる可能性が高まる。地球型惑星が沢山あるという事。木星や土星の衛星への期待。ワクワクが止まらない一冊です。2018年1月に亡くなられたそう、、もっと早く読んでおけばよかったな2018/06/16

jolly

4
これはすごく勉強になった。でも内容が濃すぎてほぼ身には付いてないと思われる… 2018/07/05

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