- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
彼女たちの「政治家としての資質」を問う。
永田町や霞が関は、今も男性優位と指摘される。財務省のセクハラ問題は氷山の一角。女性の政界進出は時代の要請だ。
ただし、昨今、女性政治家の失言や醜聞が俎上にのることも珍しくない。女刺客、○○ガールズ、マドンナ議員。選挙時の「党の華」も、当選後は機会に恵まれず、人知れず散る。
女性政治家が活躍するためにも、「女性だから」と重宝するのではなく、「政治家の資質」を問うことが必要ではないか。
【本書に登場する女性政治家たち】
「鉄の天井」などない/小池百合子都知事
涙ぐむ「ともちん」に保守層も引いた/稲田朋美前防衛大臣
女は弱し、されど母は強し/野田聖子 総務大臣
「二重国籍」を批判するバカたちへ/蓮舫元民進党代表
「土」と「大麻」に拘泥する総理夫人/安倍昭恵総理夫人(番外編)
ほか中山恭子、山谷えり子、杉田水脈、辻元清美、山尾志桜里、福島瑞穂、吉良佳子、上川陽子、片山さつき、高市早苗、金子恵美、佐藤ゆかり、上西小百合、三原じゅん子、今井絵理子、丸川珠代、嘉田由紀子、太田房江、小渕優子、鈴木貴子、田中眞紀子、土井たか子、扇千景の計29人を論評。
野田聖子総務大臣、舛添要一前都知事との対談も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
19
"野田聖子さんを推す本?"と思ってしまうくらい彼女を推している。彼女以外の自民党の女性議員はロクな者じゃないと言った論調。最近急に有名になった女性議員は、議員としての資質が低く、実権を握った連中へのゴマすりと、見た目だけで当選しているだけらしい。しかも最近のゴマのスリ方が男性的価値観に追従し、それを忖度して、男性よりもさらに大胆に肯定して実権を握っている上役と男性有権者の関心を買う人が多いらしい。それを著者さんは「オタサーの姫」と呼んでいる。そんな女性議員は男女格差を容認して推奨していたりしているらしい。2023/09/23
Daisuke Oyamada
11
永田町や霞が関は、男性優位社会。 しかし女性の政界進出は時代の流れ。笑 しかし、女性政治家の失言やスキャンダルも珍しくない。 女刺客、○○ガールズ、マドンナ議員。 そんな代名詞を着せられ、 選挙時の党の華にされても、 当選後は機会に恵まれず、 人知れず散る女政治家も多い。 女政治家が活躍するためにも「女性だから」と重宝するのではなく、「政治家の資質」を問うことが必要ではないかと著者は・・・ https://190dai.com/2023/06/15/女政治家の通信簿-古谷経衡/2023/06/13
チョビ
3
二枚舌の一言。自民党の先生方がマリオネットになる女性を大臣にしたがる、と言いながら、仕事のしたことあるの政治家やジャーナリストはヨイショ。逆に喧嘩別れした女性は散々のいいよう。それじゃあ女性政治家は劣化するよねええ。また、ワイドショーだけでその政治家を判断する人が増えていることも問題視しているが、まあ、それは新潮45を読んでる方が私の前に一人しかいないことからも、視聴者、マスコミ共々劣化していることはまあ。責めを負うのは有権者であるはずだ。なのにその記載はところどころにありながらも、何かひっかかる。 2018/07/26
yomihajime
3
著述家古谷経衡氏の本だが、あんまりこの手の本は出すべきではないと思う。彼のユニークなところは保守に軸足を持ちつつも左右にダッチロールしながら自分の思考を前に持っていくところ。SNSで分断化された言論の世界でユニークな存在であるべき。三流編集者の誘いに乗ったようなこの手の企画本なんか出すより海外に出て取材でもすべき。伸びしろがなくなるよ。こんなことしてては。素材がもったいないから忠告してるんだけどね。2018/06/19
みじんこ
3
様々な女性議員を評価し、主張等を点検する。能力はないが女性だから下駄を履かされている、起用する側もその点だけを重視しているなど、なぜ変な議員ばかりなのかという理由が見えてくる。政策が全然分からない議員もいる。スピリチュアル右翼と「土」との結びつきについて書かれている部分はなるほどと思わせる内容。著者は野田聖子を評価している。確かに好人物に思えてくるが、南沙諸島に対する認識や緊縮は改めて欲しいものである。ただし、女性宰相で内部から変革し、古谷氏の言う「男女の圧倒的戦力差」を解消するという発想は賛同したい。2018/06/14