角川書店単行本<br> ニードルス

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角川書店単行本
ニードルス

  • 著者名:花村萬月【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • KADOKAWA(2018/06発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041066553

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内容説明

「その瞬間だった。僕は針生とずっと一緒に生きていくだろう――という直感を得たのは」
1973年夏。都内随一の偏差値の低さを誇る私立高校で、宮本伊織は平凡な日々を送っていた。元プロ演奏者の兄に誘われ、同級生の針生とともにロックバンド〈ニードルス〉を組むことに。ボーカルの針生の持つ天性の「声質」が注目され、人気を獲得していくニードルスだったが、針生との絶望的な才能の差にも気づかされていく伊織は――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

128
花村萬月は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。[ロック×青春×ドラッグ]、著者の作品としては、あっさり&爽やかでした。バンド名も好いですが、ニードルスの武道館ライブを観てみたいなぁ!【読メエロ部】2018/07/02

GAKU

58
1970年代、ロック、ドラッグ。やはりロックはこうでなきゃ。最後は哀れだが、武蔵の生き様はまさしく70年代ロックミュージシャン。 2018/07/05

reading

22
切ない青春小説。突出した才能を有しながらドラッグに溺れる若者。音楽業界の暗部が描かれ、翻弄される人間の結末に哀れさを感じた。2018/10/19

kuma

21
尖っていて、刺さる。 ちょい、いや、かなり、 やばい。2018/07/02

rosetta

17
★★★★★米軍基地と共に生きざるを得ない福生の落ちこぼれ高校生宮本伊織。不良仲間の針生針一とクスリをキメたことで音楽に開眼する。針生は取替の効かない天才であった。クスリと音楽の師である兄宮本武蔵の導きでどんどん才能を開花させていく針生。彼らの組んだバンド、ニードルスはその反社会的イメージと針生のカリスマ性によってロック不毛の時代にあって瞬く間にトップに登りつめる。しかしクスリのためにバンドは崩壊の危機に。クスリやSEXは問題だが至極真っ当な音楽青春小説。何とか生き延びようとする伊織と破滅していく針生。最高2018/08/11

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