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内容説明
「すごい二人」がいた!――。小学校中退、丁稚奉公、電灯会社見習工……そして松下電器(現・パナソニック)を創業。のちに世界的経営者となり“経営の神様”と称された――松下幸之助 松下電器創業期を幸之助と二人三脚で歩み、終戦後、多額の借金を背負いながらも三洋電機を興し、画期的な商品で家電業界を牽引した――井植歳男 義兄・幸之助の仕事を手伝うことになった歳男は、蒲柳(ほりゅう)の質ながら常に時代の先端を行く彼を、抜群の行動力で支えていく。関東大震災、昭和恐慌、戦争、そしてGHQによるいわれなき財閥指定……、幾度もの困難を乗り越え、互いに支え合い、パナソニックと三洋電機を創った二人の男の人生を、直木賞作家が描く感動のノンフィクション・ノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
21
松下幸之助は、和歌山出身ですが、あまりよい思い出がないということで、郷土への貢献もなく、若い人などは、出身者と、知らない人も多いです。東芝、シャープ、サンヨーと、我々世代には信じられないことが起こっています。が、いつの世にも苦難はつきもの。どう乗り切るかが読みどころです。今の家電状況を二人が見たら、どう動いたか?興味深いですね。 2017/09/20
toshi
6
井植歳男を中心とした現パナソニックの創成期の物語。最後に三洋電機創業期の話も少し。 何となくは知っていたけど詳しくはなかったのが、この本を読んではっきりした。 松下幸之助は「経営の神さま」と言われるので、彼が経営に専念し、井植が技術を担当していたと勝手に思っていたけれど、技術と経営を松下、営業を井植と言った感じで分担していたんですね。 雑誌の連載を加筆修正して本にしたと言うことだけど、そのせいか同じエピソードが何度も登場する。 1冊の本にするにあたって、その辺りをちゃんと修正して欲しかったな。。2022/10/20
ゆうゆう
5
松下電器と三洋電機、松下幸之助と井植歳男。義兄弟だったとは知らなかった。家電兄弟タイトルそのままだ。波乱万丈、苦労をともにして、社員一丸で今のパナソニックを作ってきた。特攻に疑問をもち、飛行機を作れないことが、若者の命を救う、生産が停滞することに安堵する経営者がどれだけ日本にいたのか、戦後の日本にいてくれたのか。戦争はよくないなぁ。しみじみ思う。2018/01/08
ハザマー
3
幸之助さんの本は数多いが、創業創業当時から義弟の井植歳男氏との関係を二人にスポット当てて書かれたものは珍しい。敗戦により経営者、専務が辞表だすことからサンヨーが誕生したこと、この兄弟が日本復興に与えた力は大きい。2017/08/15
snakedoctorK
3
戦争は悲惨。そこから立ち上がるのは大変なことだとあらためて思った。 松下電器と三洋電機は兄弟の会社でその根源はアディダスとプーマとは大違い。 三洋電機が松下電器の帰ってきたけれどもその流れは根っこを思うと哀しいなぁ、やっぱり。2017/08/14
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