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内容説明
近年再評価の進む渋沢栄一だが、後年、彼が成し遂げた数々の経済・金融改革の原点には、徳川慶喜の名代としてパリ万博へ向かう徳川昭武の付き添いとしてフランスに赴いた時の一年半にわたる欧州留学体験があった。ここで彼は何を体験し、それは維新政府の国づくりにどう影響したのか。また彼の経済道徳合一主義と、どうかかわっているのか。岩倉使節団の研究で名高い著者が、その現代的意義を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょくぼ
1
前の方も書いているが、渋沢栄一の人物像をある程度作りあげてから読まないと、表面的なエピソード集にしかならないかもしれない。ただ、逆に、イメージがある程度出来上がった状態で読めば、かなりの部分が「なるほど」と合点のいく内容にとらえられると思う。今、この人が生きていたら、何を考え、何をしようとするんだろう、と、考え込んでしまった。2011/04/11
じょー
1
これは渋沢栄一を知らないとただの欧州経験でしかない。2011/03/27
森田裕之
0
巨人・渋沢栄一に最も大きな影響を与えた青年時代の欧州体験に焦点を当てた本。農民出身の過激な攘夷主義者がひょんなことから敵であるはずの幕府に仕官し、将軍慶喜の弟・昭武の遣欧使節団に随行、若き渋沢はその役割を見事に果たしつつ、当時の欧州の進んだ経済システムを驚きや感動と共に吸収していく。そしてその体験が、幼少から親しんだ論語の道徳観と見事に融合した結果独自の「論語資本主義」とも言うべき思想に結実し、近代日本の礎を築いていく。資本主義がその限界を露呈する今こそ日本が世界に誇る思想として見直されるべきだと思った。2015/03/15
スプリント
0
本書では渋沢栄一の欧州体験が政府と民間での取り組みにどのように生かされたのかが語られています。日本の産業の礎を築いたといえる渋沢栄一のバックボーンの一端に触れることができます。2013/12/23
yucco
0
渋沢栄一の長い人生の中にあった大きなターニングポイントの内の1つである欧州派遣について、大河ドラマの内容を補完する意味で読んでみましたが、栄一の豊かな表現力で綴られた「航西日記」等の引用に触れ、多忙でありながらも多くの事をスポンジの様に吸収していた彼の当時の興奮や感動、そして苦労が良く伝わってきました。個人的に印象に残ったのは父である市郎右衛門との手紙のやり取り。短いエピソードですが、栄一が大きく羽ばたけたのはこの父あってこそなのではないかなと想像しました。2021/07/18
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