講談社ラノベ文庫 だからオカズは選べない２

著者名：天秤☆矢口【著】/葉山えいし【イラスト】

講談社（2018/06発売）

• ISBN：9784065122525

内容説明

真白は鬼怖いヤンキー・碓田焼と出会う。碓田から「俺にモテ方を教えてくれ！」と頼まれ戸惑う真白。碓田の意中の相手は……。全学年合同の一大臨海学校で、真白は不良先輩をプロデュース！　食い合わせの壁を越えられるか!?　さらに真白は“存在しない料理”の魂を持つ少女や、大人になってもなお料理の魂に縛られる元・オカズ女子に出会い、料理の魂の謎に触れる。ちょっとスパイス効いてます！　学園お料理ラブコメ第二弾!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[中性色]

しぐれ煮。設定がしっかりと活かされているし、それが物語だけでなく文章ベースでも落とし込まれているのは好印象。ただ、前回と比べるとメインとサブがごっちゃになっちゃった感じかな。そういや、マンガ肉って一時期話題になってた気がするが、この世界ではなくなったものなのか

2021/06/02

[真白優樹]

夏の臨海学校を前に新たな出会いを経験する中、料理の魂の負の側面が示される今巻。―――絶対的に縛る壁を越え、一歩を踏み出せ。そんな料理ありかとツッコミたくなる料理も登場な今巻。そんな今巻は、前巻よりも確かにレベルアップした日常の面白さがある中、料理の魂を持つ事の負の側面が示される、独自の面白さが光ると共にシリアス味がスパイスとして舌に残る巻である。否応なく持ってしまった魂は心と関係を縛り、謎を秘めた者は舞台上に踊る。のっぴきならない事実が一種の影を落とす中、真白はどんな道をゆくのか。 次巻も楽しみである。

2018/06/03

[猿山リム]

　料理の魂を持った高校生の通う学校を舞台にした言わば潜在異能作とでも呼ぼうか。 　自分に宿った料理の特性や相性に縛られる厄介な環境での学校生活コメディの第２弾。 　前巻割といい感じに完食したので、続編はあるのかなと思ったけれど、いい感じに登場した。 　ベースの設定がしっかりしていて面白いので、単に普通の学校生活を描写するだけでも、独自の面白さを醸し出されると思うんだけど、敢えてもっと面白くなる要素を足してきて、ワクワクさが加速した感じ。 　設定を活かした面白隠し玉はまだまだありそう。 　エロ作品ではない。

2018/06/12