集英社文庫<br> 悪の戴冠式

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集英社文庫
悪の戴冠式

  • 著者名:森村誠一【著】
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • 集英社(2018/06発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087457278

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内容説明

細川澄枝は銀行帰りに社員の賞与2千万円をタクシーに忘れた。次に乗った男達が、運転手を殺害しお金を強奪。翌月、澄枝は駅のホームから転落、事故死として保険金が支払われた。この調査にあたった保険会社査定員千野は、2年後、東京で起きた追突事故調査中にタクシー運転手殺害との関連に気づき…。保険査定員が現代社会の死角をついた巧妙な完全犯罪に挑む。日常に潜む恐怖を描く傑作長編推理。

目次

置き忘れられた殺人
置き忘れられた“自殺?”
復活した白蟻
査定されざる債務
住所不定の過去
連続沈船リスト
海賊金主
情事定期券
殺意の素地
返送された恐喝
蟻の一穴

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふたば@気合いは、心を込めて準備中

4
ナルホドね。こういう風に決着するわけだ。でも、関係ない二人と一人が一台のタクシーに乗り合わせたのが、「偶然」? 全体にいろいろ偶然が多すぎるんじゃないかな。2018/04/30

ひつじパパ

2
保険会社の損害査定員は、結局保険査定処理をする為にも千野みたいな探偵業的な業務をやらざるを得ないのだなと思った。日本はアメリカ程ではないにしろ、火災や盗難、破損、風水害、地震など様々なリスクを担保する保険がある。どこまで正確を期して査定するかにかかっている。それによって下りる保険金額が違ってくるのだから。その正確性を期す為にも論理的思考を持った千野の事件の解決の仕方が面白かった。ただ、細川澄枝の自殺の原因がはっきり解決せず、浮いたままになっているがスッキリしない。2021/12/06

Mash(まっしゅ)

1
■あくまで一個人の感想であることを予めご理解下さい■何度も再販されている80年代ミステリー。若手経理担当の細川は社員の賞与である二千万円を銀行から会社へ持ち帰る途中、うっかりタクシーに金を置き忘れてしまう。次にそのタクシーに乗った男達がそれを奪い、運転手を殺害。その翌月、細川はホームから転落死する。二年後、とある車同士の追突事故で調査をしていた保険査定員の千野は、ふとしたことから過去との繋がりに疑問を感じ、独自に調べることにしたが...。1/32020/01/18

wankousan

1
森村さんの作品にしてははずれだった。2019/12/31

Tatsuhiro Hashida

1
ライトに読むにはいいですが、深みとかはないかなー。森村誠一さん読むならメジャーどころから読むべきと思いました。2018/09/14

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