内容説明
弟が危篤状態だからイタリアへ来てほしい……。レインのもとに、イタリアの銀行頭取ザーレから電話があった。どうやらレインを弟の恋人と勘違いしているらしい。お金がないことを理由に断ると、今度はザーレ本人が現れ、レインをさらうようにして、イタリアへ連れ去ったのだ。だが、屋敷に彼の弟の姿は見当たらない。不審に思う彼女を見て、ザーレは完璧な美貌に黒い瞳を煌めかせながら、言い放った。「残念だが、まだ弟は君と戯れるまで回復してないんだ」そして、あっという間に唇は彼のものになっていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mum0031
5
電話交換手のレインと、銀行頭取のザーレ。 兄のトニーが、泥酔したクリストを連れ帰り、それ以降家族同然の付き合いをしている。 両親が初孫に会うためシドニーへ、そして兄の結婚式の為オーストラリアへの旅費をレインが貯金をはたく。 ザーレは、弟クリストがレインに騙されていると思い込み、会いに来る。捕らえたと思ったら、自分が捕らえられてしまった。2018/09/10
