内容説明
「森は海の恋人」の合言葉をかかげて、気仙沼のカキ漁師・畠山重篤さんたちが植林運動を初めて、今年で30年になります。その間、東日本大震災が発生し、「千年に一度」と言われる大津波に襲われました。すべてが流され、海は死んだかに見えました。しかし、まもなくして海に魚たちがもどってきました。それは山に木を植えつづけ、海に流れこんでいる川と背景の森林の環境を整えたゆえの成果だったのです--。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メープル
13
海の森、山の森、心の森。森と川と海はひとつのもの。 『人の心に木を植える』人の気持ちがやさしくなれば自然はよみがえってくる。 牡蠣養殖の漁師さんが、森に木を植える。ということはどういうことなのか?苦手分野ですが、児童書ということもあり分かりやすくあっという間に読めました。2020/08/24
なかちゅう
11
<3.11に向けて展示中>読みやすくわかりやすい本。児童書ではあるが、“森里海連環学”入門書として大人にもおすすめ。カキの漁場をゆたかにするために山に木を植え、海に“木”を植え、そして啓発活動によって子ども達をはじめとする「こころ」に木を植える。津波のあとずたずたになった湾は、カキやホタテの養殖を再開するのにかなりかかるのではないかと思われたが、驚くほどはやく回復する。それは、山を整備してきたおかげで植物プランクトンがそうそうに回復したせいでもあろう。ニューヨーク湾での言葉は私も「けだし名言」と思った。2019/02/19
あけの
4
震災に泣けた 2021/06/26
Boobo
2
チリ沖津波と東日本大震災を乗り越えた漁師さんの森は海の恋人運動、全然知らなかった! ブナは森のお母さん、という話も印象的。 もっと活動を知ってみたいと思った。無知な私にとっては、良本でした!2021/04/10
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