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内容説明
【内容紹介】
アマゾン一強時代のサバイバル小売論
リアル小売不振の元凶とされるアマゾンだが、アメリカでも小売全体におけるアマゾンの売上げは1割に満たない。
本当の問題は小売業界がAIやVRなどのテクノロジーを買い物体験の革新に活かしきれていない現実だ。
消費者はもうお店にものを探しにくるのではない。もっといえば、買いにくるのでもない。
消費者に「ワクワク」「わたしだけ」「期待以上」を届けるためのイノベーションの起こし方とは?
【著者紹介】
Doug Stephens ダグ・スティーブンス
世界的に知られる小売コンサルタント。リテール・プロフェット社の創業社長。
人口動態、テクノロジー、経済、消費者動向、メディアなどにおける
メガトレンドを踏まえた未来予測は、ウォルマート、グーグル、セールスフォース、
ジョンソン&ジョンソン、ホームデポ、ディズニー、BMW、インテルなどの
グローバルブランドに影響を与えている。
【目次抜粋】
はじめに
第1部 小売はもう死んでいる
第2部 メディアが店舗になった
第3部 店舗がメディアになる
第4部 小売再生戦略
原注
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
踊る猫
31
なかなか面白い。ありがちなアマゾンが寡占状態にあるという一辺倒な報告ではなく、リアル店舗にも可能性が残っていることが平たく記される。今や自分の部屋に居てもヴァーチャル・リアリティを駆使して買い物が出来る時代に、それでもお店に足を運んでもらうにはどうしたら良いのか、そのイノヴェイションが綴られており、私も一応小売業の末端に居る人間なのだけれど大いに刺激を受けたのだった。AIが接客業の仕事を奪う未来がやって来る中、人間に出来ることはなにか……そんなことを考えるための好個の試金石として本書は大いに役立ったと思う2019/02/14
magic makky
10
【感想】今までと同じ商売の仕方をしていたのでは、Amazonなどに食われてしまう。なぜそうなるのか?目先の売上だけに固執しているから。これからはいかに素晴らしい買い物体験を想像していくか!今までの常識を壊していくものになれるかどうか!ではどうする?今ある常識を作り変えるというが、常識人の私にはなかなか常識を変える思い切ったことはできない。個人でなく経営者がどう考えるかがまず先の気がする。経営者が変わったとして、何をどうするのかそれができないから変われない。進化論でたまたま残ったものが生き残るていうことか?2020/06/24
本虫雪山
10
正直かなり面白かった。前半はAmazonなどのデジタルコンテンツが将来的にどう私たちの生活を変え、いかにリアル店舗での買い物の必要性が無くなるか、についてなのだが、SFじゃん!未来面白そう!ってわくわくしてくる。著者いわくでもだからこそ小売は廃れない。店舗でのリアルな体験が重要な価値になる。売れないからって"問題解決"を議論するのでなく、"もし〜だったら""本当にダメなの?やってみたらいいじゃん"というアイデアをどんどん出して試してみること。そしてスタッフが知識も接客もプロになること。やる気湧いてくる〜!2018/10/31
izw
8
第I部「小売はもう死んでいる」はマーク・アンドリーセンの不吉な予言「小売店はもう店をたたむしかないでしょう」から始まる。第II部「メディアが店舗になった」までは、小売の苦戦状況、ネット販売の急速な興隆、AI、IoT、AR、VR活用による高度化の状況が語られている。ここまで読むとやっぱり小売は終わりか、という気になるが、第III部以後で、小売復活の兆し、戦略について書かれている。小売店はモノを売るスペースではなく、思ってもみない体験ができる空間になる、そうならないと生き残れないという。最後は「小売は死なず」2018/12/04
瀬谷
6
コロナ禍によって一気にECが勢いを増した中、小売業界はどう在るべきか、消費者目線からも興味深く読めた。ニュースで新しいお店の形として見たことのある、店舗を体験の場とする点なども触れらていて面白い。 その場で購入しなくても眺めているだけで楽しい時間を過ごせるような従来のお買い物も好きだけど、今後はなかなか難しそう。ネットと実店舗で、それぞれの長所を活かしたショッピングを楽しめるといいなと思う。2021/03/19




