幻冬舎新書<br> 日本の没落

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幻冬舎新書
日本の没落

  • 著者名:中野剛志【著】
  • 価格 ¥919(本体¥836)
  • 幻冬舎(2018/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344985025

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内容説明

あらゆる文化はいずれ衰退する――。百年前にそう予言し、当時のヨーロッパで大論争を巻き起こしたドイツの哲学者オズヴァルト・シュペングラー。彼が『西洋の没落』で描く経済成長の鈍化、少子化、民主主義の死といった事象は、今日の日本が直面する問題そのものである。日本はこのままどこまで堕ちるか、それとも抗う道はあるか。気鋭の評論家が今だからこそ『西洋の没落』を繙き、そこに解を得ながら日本再興の道を探る画期的な書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

31
シュペングラーの西洋の没落を下敷きに西洋を後追いしてきた日本の没落を考察する。現存在と覚醒存在を使っての都市社会化が文明の黄昏と導く過程を図示で明快に解説。詳しくはご覧あれ。文明を季節や寿命のように観察して研究するのは面白い。しかし、共産主義者のように革命の到来を歴史の規定路線と決めつけるような愚は避けたい。日本の没落を防ぐ手立ても本書には隠されている。2018/09/17

hk

25
大戦末期の1918年に刊行されたのがシュペングラーによる「西洋の没落」だ。フランス革命以降、進歩的知性主義によって西洋が東洋に優越し続けてきた。しかしその進歩的知性主義の帰結が欧州全体の荒廃だったと判明した頃合いで、この「西洋の没落」が出版されシュペングラーは一躍時の人となる。…暗黙知と知性、文化と文明、精神と物質、農地定住と世界都市、市民と大衆…。歴史法則主義と進歩主義を否定し、歴史は春夏秋冬季節のように循環するとしたシュペングラー。刊行から百年、改めて大書を紐解きながら現代社会の病巣を指摘していく。2018/07/05

阿部義彦

21
うーん!題名に騙された感じです。これは素直に『シュペングラー「西洋の没落」をひもとく』ぐらいでいいんじゃないですか。私はてっきり所謂今の安倍麻生の腐れ自民党政権に至るまでの阿呆ぶりやものづくり技術の衰退ぶり、付和雷同の日本気質を批判する本かと思ってしまいました。約9割がテキストの解説に始終して終章「日本の運命」なんて殆ど付け足しで何も言ってないに等しいです。うーんこれが幻冬舎商法と言うやつか?見城徹さんおせーて?2018/07/15

こも 旧柏バカ一代

16
西洋の没落。そちらも読んだらもっとわかるのかな?貨幣の独裁、現在の貨幣理論。日銀の当座預金に金が貯まっていても需要が無いと預金は増えない。今の貨幣を補償しているのは納税ってのが、、って事は役所関係の予算。特にインフラ関係はいくら創造しても良いって事?うん、なんかちょっと違う気がする。またゆっくり読もう。2023/08/09

羊山羊

15
西洋の没落、ファウスト、西洋の自死の3冊を紐解きながら近代の西洋的観念がいかに窮地に立たされているかを述べる1冊。日本がほぼ関係ないことを注意すれば西洋の近代哲学を述べると同時にその行く末を舌鋒鋭く非難する1冊として注目の本。ただ、自分の知識のなさもあるが、古典と現代をやや拙速に結び付けているような気もしてあまり集中できなかった。もう少しゆっくり、詳しく書いてほしかったと願う1冊。2019/06/17

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