新潮新書<br> 知の体力(新潮新書)

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新潮新書
知の体力(新潮新書)

  • 著者名:永田和宏【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 新潮社(2018/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106107641

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内容説明

「答えは必ずある」などと思ってはいけない。“勉強”で染みついた呪縛を解くことが、「知の体力」に目覚める第一歩になる。「質問からすべては始まる」「孤独になる時間を持て」「自分で自分を評価しない」「言葉にできないことの大切さとは」――。細胞生物学者にして日本を代表する歌人でもある著者が、これから学ぶ人、一生学び続けたい人たちにやさしく語りかける。自力で生きぬくための本物の「知」の鍛錬法。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

69
行きつけの本屋さんの新書棚に平積みしてあり、「少しずつでも自分の能力を超える課題に挑戦し続けていると、いつしか人は大きく成長しているはずです。」と帯に記されている。新刊かと思いその気になって一気読み。家で読了後奥書を見ると、2018年刊とある。胸騒ぎがして書棚の新潮新書の置き場を見ると、5年前に買った初刷りが並んでいた。「やっちまった」と舌打ち。本書の中で、著者もリスペクトする木村敏先生の『時間と自己』が3冊もあったという告白が記されていたことを思い出し、ちょっぴり安心する。という、些か間の抜けた告白から2023/06/11

mukimi

56
知の体力とは、情報活用力である。身につけるには、多様性を知る、つまり、その知識が常識になるまでに重ねられた先人の議論と反証を知ることが必要である。そして、他と違う自己に気付くこと(集団の中での居心地の悪さ、孤独を肯定する)も重要だ。この記述には、私はこれでいいのだ、と変わり者の自分を肯定し自分の生き方を追及していく覚悟ができた。また、筆者はさすが歌人である。愛についての考察「一緒にいて自分の可能性がどんどん開けていく気がする人こそが最愛の伴侶」は、失恋の痛手から立ち直れない私の背中をそっと押してくれた。2019/01/30

future4227

54
2019年の高校入試で論説文の出題率No.1だった本。学ぶということは何か?をじっくりと考えさせられる本。特に大学教育のあり方については共感する。教授の名前を知らずに入学してくる高校生、学術研究よりも職業訓練をしろと言った安倍総理、それでいいのかと。「今日は子どもの自立の日だから親は出ていって下さい」と保護者に喧嘩を売った東大栄誉教授。さすがです。自分も娘の大学の入学式は行かないようにします。また、入学式に「大学は諸君に何も教えません」と言い放った京大総長。素敵です。そう、大学は自ら学びに行く所なのだ。2020/03/14

うえぽん

44
細胞生物学者・歌人の著者が京都新聞への連載を編集した新書。学問とは学び、かつ問うことで、想定外の事態に自ら対処する力を知の体力と呼ぶ。不知の事を能動的に知ろうとする力を育むのが大学で、質の保証等の改革論は却って学生の可能性を過小評価させるとする。孤独になる時間を確保すべきとしつつ、ポジティブに聞いてくれる存在、一緒にいると相手のいい面に気付き、自分が開く人を伴侶とすべきとも言う。言葉は究極のデジタルでアナログの感情を不十分に置き換えたものだが、隙間から漏れた思いを再現するのが対話だとは歌人ならではの洞察。2024/06/06

渡辺(読書/散歩)

42
名著。大学1年生や新社会人に特にオススメです。答えのない問題を問い続ける姿勢が「知の体力」なら、読書や勉強、他者との交流などで蓄えられる知識や価値観はさしずめ「知の筋力」でしょうか。変化し成長し続けるためには、学ぶこと、考えることを止めてはいけないと思いました。孤独になる時間を持て、他者の評価に振り回されるな、成長には挫折が必要、いったん疑えなど、印象に残る項目多数。https://book-attic.com/chi2024/05/17

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