イースト新書Q<br> 棋士という生き方

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イースト新書Q
棋士という生き方

  • ISBN:9784781680439

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内容説明

“天才頭脳集団”の生き様に、人生を学ぶ

若き天才・藤井聡太六段や、国民栄誉賞を獲得した羽生善治竜王、
かわいいキャラクターが人気の“ひふみん”こと加藤一二三九段など、
将棋のプロを目にする機会が増えてきています。

しかし、勝負の世界を生きる天才たちの素顔や、
等身大の人間としての生活・生き様は、
よくわからないという方が多いのではないでしょうか。

本書は、トップリーグのA級にも在籍し、
棋士として40年以上の現役生活を戦い抜いて2012年に引退した石田和雄九段が、
対局者、将棋教室の経営者、俊英を育てる師匠、一家庭人など、
さまざまな立場から、
日本の伝統的マインドスポーツのプロフェッショナルとしての
人生を振り返ります。

佐々木勇気六段や高見泰地六段など
注目の若手棋士を育てた棋界の名伯楽ならではの視点や、
大山康晴・升田幸三といった昭和の名棋士との戦い、
舞台裏での数々の秘話など、
将棋ファン必読のエピソードはもちろん、
厳しい世界を生き抜いてきた大ベテランだからこそ語れる
すべての人の人生に通じる言葉が満載です!

目次

はじめに

1章 棋士になる

2章 棋士として

3章 将棋界の未来

おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

63
棋界のさまざまなエピソードが書かれており、興味深く読んだ。この世界に関しては、まだまだ知らないことばかり。藤井七段などの影響でせっかく面白いと思えたのだから、今後も大事にしていきたいジャンル。2018/05/23

榊原 香織

50
藤井君の活躍で、将士の生活って?て、ミーハー的に興味が。 かなりの年齢の人なので、豪快にお酒飲んだりとか、藤井君とはイメージがちょっと違うかも2023/12/03

hk

15
かつて”解説名人”と名を馳せた石田和雄九段による「将棋棋士とはどういう職業か」をテーマにした一冊。月下の棋士を読みすぎたオイラにとって、将棋界とは奇人変人の坩堝。月下の棋士では「将棋盤上の駒配置で女性性器を再現してみせるテクニシャン」「色仕掛けでウッカリミスを誘発するねーちゃん」「駒をあえて使わないチェス方式で名人挑戦を虎視眈々と狙うロシア人」など百花繚乱だ。本書はオイラをそんな夢から現実に引き戻してくれた。…対局、指導、研究…本書は将棋棋士の生態をざっくりと本当にざっくりと紹介している。2018/07/18

ライアン

9
石田先生の実直さがうかがえる内容。本書が出た後石田門下大活躍だもんね。普及ってやっぱ大事ですね2018/06/07

色々甚平

8
将棋棋士の中でも愉快な人として有名な石田先生による自伝。勝負師のようなギラギラした内容ではなく、昔を懐かしんだり、弟子たちへの気持ちが強調されていた。弟子の活躍には見ていてよくわかるほど喜ぶ方で、そういう意味では可愛らしい人である。自分の将棋道場が傾いてきた時になんとか続けようと時間のある限り張り付いていた話や、歌でも有名な内藤9段やひふみんで有名な加藤9段についての話も書かれていた。将棋のイメージも昔のギラギラした怖いものから羽生世代で融和し、現在は女性も臆せず近寄れる存在になったのを感じられた。2018/10/20

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