内容説明
その雑木林には、死体が沢山埋まっている――。まさか自分が墓穴堀りを手伝い、人間の死体を埋める羽目になろうとは思いも寄らないことだった。(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
3
「その雑木林には死体が沢山埋まっている」って帯の文句と、80ページに満たない薄さから、チープなホラーを想像していたのに、つかみどころのない文学だった。短期赴任先の四国の町で通った居酒屋で、吹き溜まりのような人生模様に接して、さらに進んで巻きこまれ、罪のない悲しい犯罪の片棒を担ぐ。自らの人生を嘆きながらも諦めて日々を無為に過ごす回顧録は、汗や油の不快臭をまとうどんよりとした空気が漂うようで、それは文章の妙なのかもしれないけれど、主人公の諦観が伝染して気が滅入る。幻冬舎にも自費出版があるのか。 (★★☆☆☆)2020/08/06
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