内容説明
「何が何でもマイホームが欲しいと思い立ち、
『ドレスよりハウスだ!』とお洒落を捨てて目的達成のために
通帳とにらめっこしていた三十路、それは、茨の道だった…」
土地探しから、ローン、建築家探し……。
次々あらわれる試練を乗り越えて、世界にひとつの我が家を作った室井さん。
風水的に難あり!? の三角形の狭小土地がその舞台です。
理想を追い求めて四苦八苦。
“キトキトの家”完成までの涙と笑いの物語。
雑誌『クロワッサン』の人気連載待望の書籍化です。
防犯、ローンなど家に関わる役立ちコラム付き!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
63
実家をバリアフリーにリフォーム経験がありますが、土地の購入から注文建築までとなると、こんなにも大変なのかと驚かされました。気力・体力・財力が無いと難しい。3方が開けている土地というのに魅力を感じました。 室井さんのエッセイをたくさん読んでいて、展望風呂?場面に興味津々だったので、こうして出来上がったのかと分かったのも面白い。読後の結論は、我が家はマンション住まいが分相応。2016/03/31
あっくん
53
初室井さん。家を建てるエッセイ、面白かったです。うちは新築建売を買ったので注文住宅の大変さがわかりました。2016/11/24
とよぽん
27
富山県人としては、室井さんの「家を建てて一人前」という言葉がよく分かる。昭和の時代は、借家住まいの人を「一人前」とは認めない雰囲気が強く、そういった大人の言葉に、子供ながら「そういうものなのか」と感じていた。富山県出身の室井さんが、1994年に東京で持ち家を建てた頃の話が語られている。面白くて引き込まれた。もう20年以上経過したが、その後のことも知りたい。2017/11/04
あやめ
16
一軒家を建てよう!と思いたってから、家完成までのエピソード。自分の家がほしい!自分好みの家を建てたい!という気持ちと現実との駆け引き。家を建てるって人生の中でもビッグイベントだよね。土地探しに始まり打ち合わせやら儀式やら、その都度バタバタ動き回りと人生の先輩に助言してもらう。多くの試行錯誤を経て自分の城を持ったときの達成感、すがすがしいだろうな。家はただ建つのではなく、できるまでの道中にこそ醍醐味があるのかもしれない。大人としての階段を一段また一段と登っていく、大人になっていくという醍醐味が。2019/05/18
shikasuke
11
いつもの室井さんの肩の凝らないエッセイとは違うけど、家を建てるってそれだけ考えることが多くて悩むってことなんだな。うちの実家を建てたとき、私は独り暮らししてて、あまり設計に意見を出すことはなかったけど、住んでみてわかる不都合、あるね、あるある(笑)2015/05/28
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