死神山脈

著者名：梓林太郎【著】

シティブックス（2018/05発売）

• ISBN：9784198920289

内容説明

安曇野のホテルの一室で女性の遺体が発見された。
当然、部屋を予約し、チェックアウトして姿をくらませた日比野が容疑者とされた。
だが、長野県豊科署の刑事・道原伝吉は捜査により、日比野をかたった真犯人がいることを突き止める。
しかし、目的はわからなかった。
捜査がゆきづまりを見せはじめた頃、第二の事件が起きてしまう。
やはり、日比野をかたったものの凶行だった。
地道な捜査をすすめる道原は、穂高、安曇野、そして東京が、欲と保身によってつながっていることに気づいた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[hi]

一応小説、なんだけど脚本みたいだった。最低限の情報しかなくて機械的。あなたの名前を使った殺人があってって言われたら、まずは何言ってるのか分からなくて相手に不審を抱き、疑うとか信じられないとかそういう感情の揺れあるとおもうけど、そういうの全くなし。脚本。発見状況とか会話内容とか容姿説明とか、人物が違えば言葉も異なるけどそういうのもない。そんななのに“女を買う男は純情なのに女は金ばかり。男はかわいそうで哀れ”というとこだけ感情入りまくってる。26年前なぁ〜。ちょっと異世界で興味深かった。

2025/08/09