SKYHIGH文庫<br> まつりの夜、ぼくたちは。

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SKYHIGH文庫
まつりの夜、ぼくたちは。

  • 著者名:咲間十重【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • メディアソフト(2018/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784815535056

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内容説明

とある田舎町。夏祭りをひかえた終業式の日。
中学二年生の園田はグループ学習の課題のため、特別教室棟に居残っていた。
園田と同じグループの三名は皆、変わり者で有名。
成績優秀だが堅物で口が悪い仁羽。
あみぐるみに名前を付け持ち歩く美少年・成島。
すぐに寝落ちする超マイペースの遠山。
早く夏祭りに行きたい園田は三人に話を合わせ、なんとか課題を終える。
しかし担任に提出しに行こうとしたとき、特別教室棟に閉じ込められたことに気づく。
四人は脱出を試みるが――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ami*15

43
夜の校舎に閉じ込められた4人の男子中学生の物語。各キャラクターの長所を生かしあってできている物語のように感じました。個性の強い中学生たちが不気味な夜の校舎から脱出することを目指しながら絆を深めていく関係性に心が揺らいだ。4人の中で1番キャラがぶっ飛んでいたと思うのがメノウ様といううさぎのあみぐるみを大切にする成島。成島がメノウ様を大切にする理由がなかなかしんみりしたし、彼とメノウ様はずっと一緒にいてほしいと願いたいです。他の3人も嫌いではなかったけど、もうちょっとインパクトが欲しかったかなと思うところ。2018/05/31

よっしー

19
癖の強い3人+1人がお祭りの日に学校へ閉じ込められてしまうお話。ホラーとあったので、この中の誰かがこの世の人間では無いのでは…と変な邪推をしながら読み進めてしまいました(笑 中学生ならではの変な見栄を張る、協調性を持たない等、バラバラだった4人が恐怖に立ち向かう為に最終的に一致団結する様子が微笑ましく感じました。にしても…もう1つの祭りに、中からは鍵の開かない校舎…。これらは何なのか気になります。2024/12/22

椿櫂

4
もっと事件性があったりした方が良かったかな?キャラは良かったです!2018/07/24

ソラ

2
夏祭り当日、校舎に閉じ込められてしまった少年たちの夜の冒険物語。 ばらばらの4人が暗闇の中でお互いの秘密と傷を知り、心の距離が近づいていく様子には青春ならではの青さが広がっていた。 誰にでも怖いことや隠していることの一つや二つある。 完璧な人間なんていないから誰かの弱さは誰かの強さで補えばいい。 上手な理屈も立派な根拠もなくていい。 誰かの名前を呼ぶこと。誰かが名前を呼んでくれること。 それだけで大丈夫。 一人一人に足りなかったもの。 その欠片を拾い集めながら進むこのお話はまるで宝箱のようだった。2019/05/25

わぴねむ

2
4人ともとてもいいこで、思いの外いい読書タイムになった。2018/09/24

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