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内容説明
自動運転、EV、ライドシェア……「次世代自動車産業」をめぐるニュースが連日メディアを賑わせている。その覇権を巡る戦いは、自動車メーカーのみならず、IT、電機・電子、通信、電力・エネルギーなどのトップ企業がしのぎを削る“異業種戦争”といっても過言ではない。日本勢はどうすれば勝ち残れるのか。大学教授、上場企業の取締役、コンサルタントという3つの顔を持つ著者が、膨大な資料と独自の視点で「戦いの構図」を整理し、日本の活路を探る。 【目次】●序章 次世代自動車産業をめぐる戦国時代の幕開け ●第1章 自動車産業の「創造的破壊」と次世代自動車産業の「破壊的創造」 ●第2章 EVの先駆者・テスラとイーロン・マスクの「大構想」 ●第3章 「メガテック企業」の次世代自動車戦略 ●第4章 GMとフォードの逆襲 ●第5章 新たな自動車産業の覇権はドイツが握る? ●第6章 「中国ブランド」が「自動車先進国」に輸出される日 ●第7章 「ライドシェア」が描く近未来の都市デザイン ●第8章 自動運転テクノロジー、“影の支配者”は誰だ? ●第9章 モビリティと融合するエネルギーと通信 ●第10章 トヨタとソフトバンクから占う日本勢の勝算 ●最終章 日本と日本企業の活路
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
24
立教大学ビジネススクール教授、18年著。今後、自動車産業外から新しい覇者が出てくる可能性がある。なんと言ってもビッグデータを扱うGAFA、EVで先陣を切るテスラ、群雄割拠の中国群。日本は研究やベースはあるが、実験で遅れ気味。下克上の時代。東京オリンピックをショールームからグランドデザインを引くよう書かれているが、官はそこまで準備し切れていないと感じる。車は移動手段から「移動手段+α−運転」の時代へ大きく変化。日本の基幹産業がまた消えていくのであろうか?2020/01/27
James Hayashi
22
まさに日進月歩。新しく入ってくる情報に驚かされるばかり。特に中国はすでに街単位で自動運転の実験が繰り返され、OJTさながら情報を集めている。日本は脱炭素に向け政府が方針を打ち出しているが、ガス車からEVへの移行を簡単に思っている節がある。下手すると500万人の自動車業界の雇用が失われるほどの移転期である。EVの中身が問題だ。日本外ですすむ伸展にどう対処するのか?また独自の道を歩み半導体のように基幹産業が廃れるのはなんとしても避けてほしい。誰もがGPS機能を備えた携帯を持ち歩き、2021/02/18
mazda
16
思っているよりも中国の進歩が速いことに驚いているのと、独裁国家なので、やると決めた時に合意を取らずに動けるメリットを最大限に生かしているな、という感想。自動運転に関しても、日本はレベル1から2,3,と順を追って勧めているのに対して、中国は一気にレベル5に行くためのインフラ整備をしており、これが実現したら世界制覇も夢ではない感じがします。一帯一路は決して夢物語ではなく、彼らにとっては何としても実現するためのスキームです。やると言ったらやってくるので、日本も本気で対抗しないとダメでしょう。2019/10/19
cape
16
当選本。今、自動車産業において、さまざまなプレイヤーが入り乱れて活発に蠢いている。その実態の多くが理解できる本。この本を読めば、最近の日経新聞の記事のほとんどを理解できると言っても過言ではない。それほどまでに注目される自動車産業、IT社会の今後。電気によるコネクテッド自動走行社会の競争が非常によくわかる良書。新書にしては厚いが、過不足なし。さて、誰が覇権を握るのか。どんな未来が待っているのか。進展が楽しみだ。2018/10/08
JUN
14
次世代の自動車に関する覇権争いの大枠が理解できる。2023/03/06
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