「米中関係」が決める5年後の日本経済 - 新聞・ニュースが報じない貿易摩擦の背景とリスクシナ

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「米中関係」が決める5年後の日本経済 - 新聞・ニュースが報じない貿易摩擦の背景とリスクシナ

  • 著者名:渡邉哲也
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2018/06発売)
  • 夏を先取り!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569840697

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内容説明

2018年3月23日、トランプ米大統領によって、鉄鋼とアルミニウムの輸入制限が発動した。それに対し、中国は報復措置に踏み切った。両国の報復応酬から「貿易戦争」に発展すると予測する向きもあり、今後、ビジネス・投資に多大な影響を及ぼすのは必至だ。しかし、新聞・ニュースだけでは正確な答えは導き出せない。そこで本書では、「知っているようで知らない」米中対立の背景と日本経済の影響について、80のQ&Aを通して、わかりやすく解説する。 【本書の主な内容】Q. アメリカによる鉄鋼とアルミニウムの輸入制限発動の目的は?/アメリカによる金融制裁にはどんな特徴があるのか?/トヨタはなぜアラバマ州に工場進出するのか?/さらなる輸入制限はあるか?/政権の「顔ぶれ」からトランプの対中姿勢がわかるか?/習近平への権力集中で米中対立はさらに激化するか?/中朝首脳会談、米朝首脳会談が経済に与える影響は?/中国は本当に景気がいいのか?/アリババ、テンセント、バイドゥはなぜ急成長を遂げたか?/中国のライバル・インドはどう動くか?/米中貿易戦争が軍事衝突に発展する可能性はあるか?/アメリカのTPP復帰の可能性は?/日本は米中どちらの立場に付けば得か?/日本が取り組むべきAI戦略は?/2023年、日本経済は輝いているか?……ほか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

28
米中関係は2018年3月に鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に対してトランプ大統領の署名から始まって、その後の輸入制限や関税の報復合戦が行われている。まるで経済戦争でも行われているようである。 アメリカは中国の知財権違反でWTOに中国を提訴し、中国はアメリカに輸入制限に対する提訴を行いました。 WTOの提訴手続きは、まず二国間協議を行う。解決できないとパネル手続き、いわゆる裁判手続きに入る。そこで判断が降りても不服があれば上告する。その後判断が下されたとしても、勧告的扱いのため、対抗処置に入るしかない。2019/10/10

やす

12
「政治を知らざるもの、経済を語る勿れ」というところか。米中貿易摩擦、対北朝鮮、日米英豪印の協力など現在進行形の事柄多く今読むべし。中国からの海外企業の撤退が至難の技というのはなんとなく聞いたことがあるが、安全な撤退が香港企業への株式全売却とは笑えるような笑えないような。バブル全盛期と今の企業の時価ランキングを比べると悲しくなってくる。どの国も1枚岩でないし、メディアの表だけかすったような報道だけを鵜呑みにして国際情勢を理解するのは危うい。2018/06/25

トラ

7
わかりやすく経済のことが書かれており、勉強になりました。やはりアメリカ有利というのは著者に同意です。ただ、安倍政権を全肯定するような流れは、ちょっと……個人的に経済政策については金融緩和以外、かなり外してる気がするもので。ただ、全体を掴む意味で賛否あれど、掴みやすい内容なのは事実です。2018/06/14

いぬたち

6
昨今ニュースで日中の貿易摩擦が取り沙汰されているがそれに至るまでの背景や現状を深堀りして解説してくれる一冊。去年出版されたものだが米中を中心とした世界情勢の解説書の側面もあり現在でも新鮮に読むことができる。金融などの専門的な内容にも触れられているがなるだけ丁寧に解説してくれようとしてくれる点もありがたい。タイトルに記載のある5年後の日本経済にはあまり述べられていないのがちょい残念だが米中関係については十分楽しむことができた。2019/10/19

Barranco

6
政治と経済は表裏一体であり、他人事ながら改めて一国の首長は重大な責務を負っていると再認識。現代では多国間において各種スキームの取引があり、1つのアクションがより甚大な副作用を引き起こす事もあり、米中いずれも牽制や散発的な措置を取るとはいえ、ドラスティックな動きを取るのは相当慎重なはず。これら大国間による睨み合いを静観するのではなく、この間に独自の生き残る道を模索する事が我々日本に求められるものと認識。2019/01/06

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